日本の権力者の食事(日本史)
権力者と言っても、日本の場合はそれほど贅沢してなかったらしい。
日本の権力者の食事
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history/1127185950/
1 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/09/20(火) 12:12:30
どんなものを食べ、そしてどのようなメニューが尊ばれたのでしょうか。
2 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/09/20(火) 12:34:15
アワ、ヒエ、ミソ。
3 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/09/20(火) 12:43:40
>>1
正直、日本の食文化が華開くのは、江戸に入ってから。
4 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/09/20(火) 14:12:34
江戸時代の平均的な殿様の食事は
鯛とご飯と味噌汁、お新香だけだったと何かの本で読んだ
7 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/09/20(火) 17:09:18
伊達政宗はたいそう美食家で、
自ら包丁をとって調理することもあったらしい。
詩や和歌を作ったりして芸術家の側面もあるし、
なんか海原雄山みたいだな。「馬鹿どもに馬を与えるな!」とか言ってたりな。
10 名前:ジーモン・ジョーカー 投稿日:2005/09/20(火) 20:35:24
昔の日本の権力者だの殿様だのよりも私の摂取カロリーの方がはるかに高い。 バツイチで独り者だし、おまけに料理嫌いだから、内容はお粗末だけど。
11 名前:日本@名無史さん[age] 投稿日:2005/09/20(火) 20:37:57
そんなこと言っているけど、おまえら金持ちになったら何食うんだよ?
俺は、秋にはサンマ、冬は鍋つつくだろうな。金持ちは一見質素なものを味わい、貧乏な奴は金かけて食い物あさる。
これが鎌倉武士以来の日本クオリティ!
18 名前:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA [sage] 投稿日:2005/09/21(水) 12:40:33
日の本に 流行らせ給ふ 石清水 参らぬ人は あらじとぞ思ふby紫式部
花にあへば みそつゆばかり 惜しからじ あかで春にも かはりにしかばby和泉式部
食べ物を歌に詠んだ例は、珍しい。
味噌は平安時代から好まれていましたが、明恵が味噌うづ(味噌雑炊)が美味し
過ぎたので、埃を入れて不味くしてから食べた話、北条時頼が、僅かにかわらけ
にのった味噌を肴に月見酒を飲んだという話が有名でしょうか。
後三条院は、胡桃を鯖の頭に塗ったものがお気に入りでしたね。
平安時代の京の庶民の平均的な食事は、豆類と粟や麦でした。
23 名前:SJ[sage] 投稿日:2005/09/21(水) 19:38:38
田中角栄は飯に酒ぶっかけて喰っていた。
24 名前:SJ[sage] 投稿日:2005/09/21(水) 19:42:34
それは新潟県の米と酒を宣伝するためだったが、角栄はアル中だった。
29 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/09/22(木) 15:56:07
明治以前の権力者たちは
公家武家に限らず質素な食生活をして、
商家は贅沢三昧をしてたイメージがあるんだが。
どうですか。
陛下や皇室の方々が牛丼やハンバーガーを食べたら、
涙流して喜びそうな気がする。
30 名前:SJ[sage] 投稿日:2005/09/22(木) 16:10:46
御料牧場の家畜は最高らしいし、日本皇室のフランス料理は世界でも超一流らしい。 日本でも外国でも、皇族・王族、国家元首、首相らが「庶民的」じゃダメ。
31 名前:30>29[sage] 投稿日:2005/09/22(木) 16:15:04
明治になる前までの皇族の生活はみじめだったらしい。 武家や貧乏ではない公家も食生活は質素だったらしいけど、別に何を喰おうが勝手なんだし、武家や公家の食生活は褒めることでもけなすことでもないなぁ。
32 名前:SJ[sage] 投稿日:2005/09/22(木) 16:41:02
上級武士は下級・中級武士よりかは、(少なくとも知行300石以上の)貧乏ではない公家は貧乏公家よりかは栄養をしっかり摂っていたよ。 下級武士でも富豪郷士は別だけど。
40 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/06(木) 21:21:28
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~heian/kenkyu/gourme.htmここに優良サイト発見。
これ見ると、結構良い物食ってるぜ?
鮑とか、蟹とか
46 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/08(土) 16:12:03
皇族の方々が召し上がっておられる食べ物のサイトがあったよ。普通にせんべいとかあられとかだった。
48 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/08(土) 23:27:46
江戸時代は将軍といえども結構質素な食事をしていたらしい。
将軍も国家の最高統治者だったけど武士の棟梁でもあったので武士の質素・倹約
の精神からだったとか。
で、本来一番身分の低い商人が大商人とかだったら豪華な食事を食べていたらしい。
49 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/09(日) 21:41:22
質素といっても懐石料理みたいなものだろ
52 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/10(月) 00:01:57
>>49
いや、宴会や饗応の席等の場合を除けば本当に質素だったみたいだよ。
ご飯に香の物、味噌汁、後小さな小鉢料理に焼き魚程度だったらしいから。
懐石といえるほど立派なものではない。むしろ定食程度のもの。
まあ、それでも当時の庶民や百姓と比べたらだいぶ豊かな食事だが・・。
56 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/10(月) 00:26:10
宮中の正餐は常にフランス料理だが
昭和天皇は最後の床で何か食べたいものを聞かれ
「サンマかイワシのようなもの」を所望した
魚は白身しか食べないのが習わしだが
東宮時代に侍従がこっそり食べさせたのだとか
57 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/10(月) 00:28:19
昭和天皇の場合、魚でも骨の部分はピンセットで取ってから出してたのかな
58 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/10/10(月) 00:55:12
天皇家ではふぐは食べられない慣習らしい。昭和天皇は東京都の
知事の許可もあるから食べてみたいと生前いかにも残念そうだった。
72 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:2005/12/12(月) 19:41:03
江戸時代初期は大名の食事も貧弱なもので
江戸城に登城の際の弁当に鮭の切り身が入っていた毛利秀元は
同席の皆で分け合って食べたという。
76 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/12/12(月) 22:12:35
孝明天皇は鯛が献上されたりすると、朝に片面だけ食べて
残りは夕食にとっておいたらしい。それくらい貧しかった。
また、酒は何度も毒見を経て天皇のもとに達するため、
時間が経ち過ぎて変色し赤くなってしまっていた。
そのため、天皇は「酒は赤いものだ」と思っていたとか。
79 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:2005/12/13(火) 01:37:27
さいとうたかをの「サバイバル」に
塩鮭を始めて食った源頼朝が「この世にこんなうまいものがあるのか!」と
感動した話が載ってたけど、ホントなのかね。
81 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/12/15(木) 01:25:37
>>79
弁当のおかずに塩鮭もってた大名に
他の大名が「一口くれ」とわらわらと集まったらしい。水戸光圀は鮭の皮が好物で
「厚さ三寸ほどの塩鮭の皮を食べれたら死んでもいい」といっていたそうだ。確かにうまいよな鮭。
というか魚全般うまいな。日本に生まれてよかったぜ
87 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/12/22(木) 10:51:01
>>81
大名といえども今のリーマンや厨房の弁当より質素だったのか。
でもその話日本らしいというか何気にほのぼのとしていていいな。
90 名前:日本@名無史さん 投稿日:2005/12/23(金) 13:34:36
>>87
そもそも江戸時代は中流以上の商人、農民なら武家よりも金回り
がいいからね。こっちの方がいい食生活してたと思う。文化文政のあたりの料理屋なんて凄いもんね。
97 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 16:54:20
徳川吉宗は質素倹約のイメージがあるが、魚の味には意外にうるさかった。
98 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/01/02(月) 03:47:30
昔は焼き鮭の皮1枚と田んぼを1枚交換したという話がうちの田舎(北関東)
では残っているのでかなり贅沢品だったと思うよ。
99 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:2006/01/02(月) 20:15:36
よく考えたら昔は塩が高い…塩鮭も高級品になるはずだ。
江戸時代初期は赤穂の塩のような瀬戸内海の塩田が開発されていない。
107 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/04/17(月) 15:45:54
平安貴族や大名クラスの(当時では)豪勢な食事内容は
頻繁に記録されてるけど一般の武家や商人、貧乏百姓の食事なんかはどうなんだろアワ、ヒエみたいな雑穀ばかりだったとも意外と庶民でも普通に米が食されていたとも
肉食は滅多に無かったとも魚以外の獣肉も結構食されていたとも色々言われてるが
108 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/04/25(火) 17:19:47
市谷の私○会館にある中華料理の中○飯店は、歴代首相も来たし、
外務官僚が良く利用しており、皇居にも仕出ししているそうだ。
何回か食べたことあるけど、全然美味しくなかった。
「皇族ってこんなもの食べてるのか〜」と思った。
長嶋茂雄氏専用の6000円のフカヒレ入りラーメンもあるとか
(普通の人には2000円のしか出さない)。
113 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/06/05(月) 00:46:37
御食事の時間北条時頼→玄米飯・味噌汁・大根味噌漬・焼き鰯
楠木正成→玄米飯・味噌汁・蕪の漬物・煮豆・芋の煮物・山鳥の焼き肉
武田信玄→玄米飯・味噌汁・ごぼう味噌漬・凍豆腐の煮物・大根煮しめ・塩焼き鰤
徳川家康→麦飯・味噌汁・大根味噌漬・芋の煮物・煮魚
119 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/07/20(木) 22:24:06
>>113
天下の執権や将軍であっても意外に質素な食事をしていたんだな。
何かで見たけど日本は江戸時代とかなら為政者である武士より大商人とかの
ほうが贅沢な食事をしていたらしいからね。
122 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/08/17(木) 13:10:09
現在の皇室はそれほど質素でもなかろうて
明治以前の天皇はむごいくらい質素だろうが
123 名前:転載 投稿日:2006/10/04(水) 21:41:16
30 名前: もぐもぐ名無しさん 投稿日: 2001/08/24(金) 13:08「天皇家の食卓」って本にとあるフツーの日のメニューが書いてました。
朝食
・オートミール ・トースト(ジャム添え) ・キャベツのバター炒め
・サラダ(トマト・レタス) ・季節の果物 ・牛乳、ヨーグルト、オレンジジュース
・水、日本茶昼食
・コンソメスープ ・若鶏入りコロッケ ・カボチャ、オクラ添え
・サラダ(トマト、レタス) ・玉ねぎバター焼き ・パン(菓子パン、コッペパン)
・季節の果物 ・牛乳、カルグルト(天皇家オリジナル乳酸飲料。カルピスみたいなのだそうです)夕食
・みそ汁(豆腐、赤みそ) ・麦入りご飯 ・あんかけから揚げ魚
・おひたし(つまみ菜) ・シューマイ ・漬け物 ・季節の果物 ・日本茶
124 名前:日本@名無史さん 投稿日:2006/10/04(水) 21:56:12
品目だけ見るとどれほどでもないが、食材が我々下々の者が一生口にできないような超高級食材だからな
143 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:2007/01/23(火) 20:51:14
「武士は食わねど高楊枝」
というが、格言ではなく本当にそうだったらしい。
特に小藩の上士とかいうと身分の割に食うや食わずの禄で、
役がついたらついたでなけなしの役料が交際費(自腹)に消えていき、
庶民より貧しいのはむしろ当たり前。
それでも武士は毅然としてて、
汚職官吏も多くの地域では例外的にいる程度の水準に保たれており、
なかなかりっぱな人が多かったようだ。
そんなところも含めて庶民からは
「お侍さんてのはたいしたもんだ」
と尊敬されていたらしい。
美しい日本ってこういう姿だよ。
147 名前:日本@名無史さん 投稿日:2007/01/24(水) 12:09:41
天皇の食事の話では、京なので魚がちょっと傷んでてたとか、お酒も少し水で薄められてたとか聞いたね。
食事も形式的な物とか有って、皿の上に鰹節とか乗ってたり、偽物のおかずとか有って皿数稼いでたとか。
149 名前:日本@名無史さん[] 投稿日:2007/01/24(水) 23:08:54
>>147
ほとんどの天皇は脚気を患っていたからねえ。
米ばっかりで魚や野菜はほとんど食っていなかったのだろう。
天皇の食事といえば、昭和天皇が「ウナギが好物」と新聞に書かれてしまったため、行く先々でウナギを出されて閉口した、と言うような話を聞いたこともある。
それにしても、塩鮭ってそんなに珍しかったのか。今日は紅鮭弁当でも食うか。