KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

これじゃ対米追随の方がマシだなあ・・・


いや、外交じゃなくて株価の話。

何度か取り上げてる、株価と歴代内閣とのグラフをアップデートしました。

以前取り上げたのは麻生内閣のちょうど真ん中頃


このグラフは何回か出してるけど、歴代内閣の性格が見えて結構面白い。


なりふり構わぬ景気対策でとりあえず株価は押し上げた小渕内閣
ITバブルの崩壊についていくしかなかった森内閣
基本的に対米追随だが、郵政選挙で国民の期待感をバブル的に膨らませた小泉内閣
その期待感をきれいに使い果たした安倍内閣
世界的な金融危機に翻弄され、やはり米国にお付き合いせざるを得なかった福田内閣麻生内閣


さて、鳩山内閣は・・・というところですが、今のところ芳しくない状況といわざるを得ない。

上のグラフではわかりずらいので、2009年に入ってからの部分を拡大。上と同じく、赤がS&Pで、青がTOPIXです。

御覧の通り、都議会選挙、総選挙と政権交代の可能性が高まるほど日本株は米国株との差を広げられ、政権交代後もその差は縮まるどころか広がる一方である。


そもそも、上記グラフを作り始めたのは、日経新聞の小泉カイカク持ち上げ記事に違和感があったので、「ほとんど米国株に追随してるだけじゃないか」と突っ込むために作ったと言う面がある。


しかし、政権交代後の日本株のだらしなさを見るに、「対米追随させてた小泉自民党はまだマシ」と言うことを言われてもおかしくない状況である。個人的にはそんなこと言いたくもないんだが・・・


円高も同時に進んでるので、それも考慮すれば外国人から見れば日本株はそんなに下がってないということになるのかもしれないけど、米株が堅調なのに日本株がずるずる下がっている状況は流石にいただけない。


そもそも、なんで円高になるかというと、金融政策面に問題があるのではないか、ということも言われているし、以前この記事で指摘されていた状況に確実に近付いているように思える。


確かに、まだ政権についたばかりで評価は早いとは思うけど、市場に足元を見られていることだけは間違いなさそうである。


株価で「独自路線」をとるんなら、下の方じゃなくて上の方にしてもらいたいもんである。それができなきゃせめて追随してほしい。
民主党にはもう少ししっかりしてほしいですね。
多分、民主党支持者の人は「自民党の悪政のツケが」「リーマンショックが」云々言って逃げるんだろうけど、明らかに乖離したのは政権交代が確実になってからですから。リーマンショックだけが原因なら、日本株だけ乖離するのおかしいよね?


鳩山さん個人としては、自分で党を作って政権交代まで持って行ったのはそれなりに評価されるべきことだと思っているし、「自分はおいしいとこどりで息子に世襲」の某元首相よりは人間的には嫌いではないのであるが。