KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

共産主義になった翌日のガイドライン


このブログ読んでも分かるとおり、私は基本的に資本主義肯定派だし軍事にも拒否反応がないしいわゆるサヨクとは大分違うと思うのだが、こういうスレも紹介してたりする。


[03/12/03-21:08]
共産主義になった翌日のガイドライン
http://www.2log.net/home/monasouken/archives/blog28.html

1 名前:水先案名無い人 投稿日:03/08/16 09:32 ID:iT+W0q+N
共産主義になった翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる労働者の汗が太陽光を反射していた。

「人間が憎しみあう時代は終わったのだな」
昨日までとある一流企業に勤めていた斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは人が人を支え合う時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。

ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りする鍬を購入した。
「ロックはもう不要だ。これからは日本中に鍬の音を響かせよう」
一仕事終えた農夫の表情で男は言った。

青空のなかをツバメが横切っていった。


2 名前:水先案名無い人 投稿日:03/08/16 09:33 ID:iT+W0q+N
共産主義になった翌日、私は妻とともに脱国をはかった。
もうすぐGWだというのに、成田は閑散としている。
職員の表情は鋭さに満ち、手に構えた機関銃の柄が太陽光を反射していた。

「人間が好き勝手に動ける時代は終わったんだよ」
昨日まで全日空に勤めていた斎藤さんが、吐き捨てるように私たち夫婦に言った。
「ええ、でも私たちは出国許可書を持ってるんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、PCで作ったニセ許可書を振りながら優しく言った。
「許可書の文字を御覧なさい。線が少しにじんでるじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言ってほくそ笑んだ。

職員たちは私たちの財布を懐に入れ、黒光りする銃を突き出した。
「金はもう不要だ。これからは強制労働の鍬の音を響かせるんだな」
一仕事終えた工作員の表情で男たちは言った。

青空のなかを軍用機が横切っていった。


14 名前:水先案名無い人 投稿日:03/08/16 20:52 ID:g+bB2pgI
126 名前:名無しさん@高度成長 投稿日:1963/05/04 01:55

21世紀になった翌日、私は妻とともに空中カーでドライブに出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。(地球環境維持システムのおかげだ)
人々の表情は希望と活気に満ち、街頭のゴミを収集するロボットが太陽光を反射していた。

「人間があくせく労働する時代は終わったのだな」
サイケな制服を着てとある国際組織に勤めている斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、21世紀は機械が人間の生活を支える時代なんですよ」
普段はメイドロボに家事を任せっきりの妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
ロボット三原則を御覧なさい。ロボットは人間の命令に従うものじゃないですか」
腕時計型コンピューターの人工知能がそう言って微笑んだ。

農夫は長年使ってきた鍬を質に入れ、黒光りするコンピューターを購入した。
「鍬はもう不要だ。これからはバイオテクノロジーでイネを育てよう」
パンチカードを読み取った科学者の表情で男は言った。

青空のなかを月面基地行き旅客ロケットが横切っていった。



33 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:03/08/31 03:02 id:p5aKrCPH
共産主義を国民みんなが奪われた翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう春だというのに、空気は寒々とし、木々は芽吹こうともしない。
人々の表情は戸惑いと不安に満ち、共産主義を守れなかった後悔の涙が頬を
滑り、太陽光を反射していた。

「人間が協力し合う時代は終わったのだな」
昨日までとある生産公社に勤めていた斎藤さんが、虚ろな目をしてつぶやいた。
「ええ、これからは人と人が憎しみあう時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんに向かって相づちを打った。
「人という字を見るがいい。一本の線が他方の線を踏みつけているじゃないか」
さっそく失業した工員が吐き出すように言った。

農民は長年使ってきた農業機械を没収され、新しく買うために借金を背負った。
『「農家は自立できる」だとさ。「これからは日本では全員がビジネスをやるんだ」ときた」
生きる希望を失いそうになりながらも、どうにかして頑張ろうと気を取り直しつつ、
男は嘆いた。

昨日までの晴天が嘘のように雪が降り始めた。
「お日様はいったいどこにいったのだろうか」
と、在宅介護制度の廃止を理由に邪魔物扱いされて家を追い出されて
“効率よく”介護をするための施設に送られる老婆は出発を待つ
マイクロバスの窓から外を眺めてつぶやいた。

自由を失った人々が今日も好きでもないビジネスへと駆り立てられていった。



44 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:03/09/03 09:30 ID:055+rdOa
>>27 亀な上つまらなくてスマソ

公明党政権になった翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる労働者の汗が太陽光を反射していた。

「宗教が憎しみあう時代は終わったのだな」
昨日までとある一流企業に勤めていた斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは創価学会を支える時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
池田大作先生の本を御覧なさい。青春と人生を謳歌できるじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。

ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りするご本尊を購入した。
「南妙法蓮華経
一仕事終えた農夫の表情で男は言った。

青空のなかを日蓮が横切っていった。



71 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:03/10/01 23:48 id:YwRgQmAo
夢路いとし師匠が亡くなった翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
まだ秋だと言うのに木は寒々としている。
人々の表情は不安と無気力に満ち、額から流れるサラリーマンの汗が太陽光を反射していた。

「古き良き漫才の時代は終わったんやな」
昨日までとある国立大学に勤めていた斎藤さんが、悲しげな顔で私たち夫婦に言った。
「ほんまですわ、これからは力技で客を笑かす時代ですねんな」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「笑という字を見てみなはれ。犬が竹篭かぶって笑わせてるんとちゃいまっか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。

ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りするマイクを購入した。
「ロックはもうやめや。これからはしゃべくりで天下とったろやないか」
魂を受け継いだ芸人の表情で男は言った。

青空のなかをツバメが横切っていった。



80 名前:水先案名無い人 投稿日:03/10/16 15:25 id:lNwwWleW
フセイン政権崩壊の翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう春だというのに木はなぎ倒されている。
人々の表情は抑圧からの解放と新たな占領への不安に満ち、額から流れるバグダッド市民の汗が太陽光を反射していた。

「サダムが好き勝手する時代は終わったのだな」
昨日までバース党員だったモハメドさんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはアメリカが占領する時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻のサリーが、モハメドさんの肩に手を置いて不安に満ちた声で言った。
星条旗を御覧なさい。あの星こそ帝国主義の象徴じゃないですか」
通りがかりの髭の長い中年男がそう言って顔をしかめた。

農夫は長年使ってきた鍬をうっちゃり、黒光りする銃を略奪した。
「農民はもうやめだ。これからはイラク中に反米の銃声を響かせよう」
十字軍に抵抗するイスラム戦士の表情で男は言った。

青空のなかを米軍ヘリが横切っていった。


3 名前:水先案名無い人 投稿日:03/08/16 09:33 ID:iT+W0q+N
共産主義になった翌日、私はブラウザを開いて2chにアクセスした。
まだ夜10時にもなっていないのに、サーバーからのレスポンスがない。
当局によって、閉鎖されてしまったのだ。

「人間が憎しみあう時代は終わったのだな。」
2chで叩かれた斎藤さんが、ほっとしたように独り言をつぶやいた。
「これからはヒッキーは世間にさらされる時代なんですよ」
普段は話をしない靖子(ヒッキー暦10年)がディスプレイに向かって暗くつぶやいた。

2chネラーは行き場を失って、黒光りする練炭を購入した。
「漏れはもう不要だ。もうだめぽ。」
七輪の準備を終えた悲しい表情でヒッキーは言った。

青空のなかをツバメが横切っていった。



10 名前:1[sage] 投稿日:03/08/16 16:14 ID:iT+W0q+N
俺も作ってみた。


ブラスターを喰らった連休明け、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう残暑の季節だというのに空は寒々としている。
人々の表情は疲労と後悔に満ち、額から流れる労働者の汗がディスプレイを反射していた。

「不審なメールをチェックしてさえいればいい時代は終わったのだな」
昨日までとある一流企業に勤めていた元シスアドの斎藤さんが、打ちひしがれたように私たち夫婦に泣きついた。
「ええ、これからはウイルスが勝手に入ってくる時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて冷たく言った。
「感染したPCをネットにつないで御覧なさい。ウチのサイトが地球規模で攻撃されるじゃないですか」
通りがかりの眼鏡を掛けた大富豪の中年男がそう言って歯ぎしりした。

小心者は一昨日買ってきたXP機を質に入れ、4年前の中古PCを購入した。
「最新型はもう不安だ。これからは日本中に9xの素晴らしさを伝道しよう」
進化を拒絶したカブトガニの表情で男は言った。

警告ダイアログのなかで再起動のカウントダウンだけが動いていた。



34 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:03/08/31 03:03 id:p5aKrCPH
封建主義になった翌日、私は妾とともに辻斬りに出かけた。
もう春だというのに木は赤々としている。
人々の表情は怒りと殺気に満ち、額から流れる人の血が太陽光を反射していた。

「人間が殺しあう時代が始まったのでござる」
昨日までとある一流企業に勤めていた斎藤殿が、はっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは人が人を斬りあう時代なんでそうろう。」
普段は滅多に話に加わらない妾の靖子が、斎藤殿の肩に手を置いて恐ろしく言った。
「忍という字を御覧なさい。心の上に刃があるじゃないですか。」
通りがかりのちょんまげの中年侍がそう言って微笑んだ。

ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りする日本刀を購入した。
「ロックはもう不要でそうろう。これからは日本中に刃の交わる音を響かせるでそうろう。」
一人斬り終えた侍の表情で男は言った。

夕日のなかををタカが横切っていった。


60 名前:水先案名無い人 投稿日:03/09/23 02:29 id:uhPsY6V7
俺は共産主義になるためにはどうすればよいのか考えた
共産主義なのだからどんなこともできる
手始めに全裸で姉の部屋に「人間が憎しみあう時代は終わったのだな」とつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
姉が呆然としながら見てくるが共産主義なので気にしない
姉のベッドに潜りこみ「ええ、これからは人が人を支え合う時代なんですよ」と絶叫
姉は無言で部屋から立ち去る
だがまだ共産主義には不十分
次は妹の部屋に「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているじゃないですか」と叫びながら飛び込む
妹は着がえをしている最中だったが共産主義なので無視
半裸で逆立ちをしながら
「ロックはもう不要だ。これからは日本中に鍬の音を響かせよう」と絶叫
妹は大泣きで退散
確実に共産主義に近づく
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける
ゾンビの真似をしながら母の部屋に突撃
タンスを開けると一枚の写真発見
死んだ親父が俺を抱いている写真発見
俺は横切っていった


92 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:03/11/29 00:09 id:yoBGogVW
788 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar[sage] 投稿日:03/11/28 23:21 ID:6Q+qzr6h
winnyで逮捕者が出た翌日、私はPCをやめて猫とともに散歩に出かけた。
まだ初冬だというのに空は寒々としている。
人々の表情は絶望と無気力に支配され、瞳から流れるダウソ民の涙が太陽光を反射していた。

「ネットワークに流れているファイルにかじりつく時代は終わったのだな」
昨日までとある自炊職人だった斎藤さんが、諦めたように私たち二人に言った。
「ええ、これからは人が人を密告し合う時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない乞食のヤス公が、斎藤さんの肩に手を置いて無表情に言った。
「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているように見えて片方は楽しているじゃないですか」
通りがかりの髪の長いDOMがそう言って口元を歪ませた。

ひきこもりは長年使ってきたPCを質に入れ、黒光りする練炭を購入した。
「俺の命はもう不要だ。これからは日本中に弔いの音を響かせよう」
一生を終えた老人の表情で元ひきこもりは言った。

曇天のなかをカラスが横切っていった。

なんか、すごい「絵空事の楽園」っぽい雰囲気がしてそれが妙な味わいを出してるような気がする。