KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

安倍首相(笑)

ブックマークした記事にさらに言及記事を書くことはあんまりないんだけど、あまりにひどいので。もうあっちこっちで突っ込まれまくってますけど。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/892743.html


ソースが朝日だからどうこう言ってる人もいるけど、日テレでも言ってることはほぼ同じ。見出しに「法案提出に慎重姿勢」ってのがついてるのと首相の真意を類推したと思われる部分がないだけ。

安倍首相“残業代なし”法案提出に慎重姿勢

そもそも、この発言で決定的に問題なのは法案提出に慎重かどうかではなく、

 安倍首相は、記者団に対し、「やはり日本人は少し働き過ぎじゃないかと、こんな感じをもっている方も多いんじゃないですか。やはり家で家族そろって食卓を囲むという時間は、もっと必要ではないかなと思います」と述べ、少子化問題解決の観点からも、仕事と私生活のバランスを見直していくべきだと、制度の必要性を強調した。

と言うまるで意味不明な論理。


大体、残業せざるを得ないのは


①残業しないと生活が出来ないほどお金が無い
②残業しないと片付かないほど仕事が多い

のどちらかしかない。


この人の頭の中では「残業だらだらしてお金を稼いでる人間」がたくさんいるのかもしれないが、そんな会社、放っといても淘汰されるでしょう。


ブクマコメントにも書いたけど、「生産性向上のために、給与は労働時間ではなく成果によって計られるべき」と言う説明なら、考え方には賛同できなくても論理として筋は通っている。
しかし、「残業代は払わない」→「みんな早く帰って一家団欒」の論理は上記のような現状認識に立てば絶対に通らない。
普通の人は残業代目当てに仕事してるわけでないのだし、「残業代目当ての人」は残業代がなくなれば生活が不自由になり、一家団欒どころか家族すらもてまい。


風が吹けば桶屋が儲かる」より低い確率では。


要は、この人の発言はWEに賛成反対以前に「何もわかっていないのでは?」と言う不安感を持たせることが問題なのである。経団連の傀儡とか言われてるけど、私が経団連の人間なら、こんな突っ込みやすい発言をされたら青くなると思う。傀儡としてもつとまっていない。


優秀な血筋でも、3代続けると駄目ですね。


※引用部分を善意に解釈すれば、「一家団欒の重要性を強調しただけでWEについては時間短縮につながるともつながらないともいってない」といえなくもないが、そうなるとWEに対する質問に対しあんまりつながらない話で返答したと言う事になりどちらにしてもあまり頭のいい回答ではないと思う。

ちなみに朝日の記述ではこうなってます。

残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」

 安倍首相は5日、一定条件下で会社員の残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入について「日本人は少し働き過ぎじゃないかという感じを持っている方も多いのではないか」と述べ、労働時間短縮につながるとの見方を示した。さらに「(労働時間短縮の結果で増えることになる)家で過ごす時間は、例えば少子化(対策)にとっても必要。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を見直していくべきだ」とも述べ、出生率増加にも役立つという考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 確かに、行間を無理につないでる感がないわけではないけど、日テレのほうでも首相がWEについて時間短縮になるかどうか言及してない上に「少子化問題解決の観点からも、仕事と私生活のバランスを見直していくべきだと、制度の必要性を強調した。」と書かれている以上、こういう採られ方をされても止むを得ない発言だったのでは?

・・・と思ってましたがそうとも言い切れない気がしてきました。一応こちらの記事もご覧ください。