けっきょく、お金は幻ですなど

けっきょく、お金は幻です。

面白い本だったんだけど、お金に不自由しない状況にならないとこうは言えないよなあ、とも思う。

どちらかと言うと、東洋的な徳の実践を説いた本で、投資に関係ない「哲学・宗教・生き方」とかの棚にあってもおかしくない内容。

ただ、「日本一の個人投資家」の本だけあって、随所に投資に関する鋭い指摘、哲学も見える。

お金か、お金より大切なものか。こういう二者択一の比較をやめて、両方とも大切だと考えることが大切なのです。

比べるということは、どちらか片方を否定することです。否定することからは肯定的な答えは出てきません。優劣を比べない肯定心でお金に接することが大事なのです。

「お金がたくさんあると、心が貧しくなって不幸になる」

こういう言い方は、いわばお金の悪口を言っているのに等しい。お金だって、自分の悪口を言う人のところへわざわざ行きたくはないでしょう。こういう人がたいていお金に縁が薄いのはそのせいなのです。

一方で、「お金さえあれば何でもできる」。そんなふうにお金を必要以上に崇拝することも、お金に支配され、お金に溺れ、それこそ心を貧しくして、人生を損ねる原因ともなりかねません。

まあ、当たり前と言えば当たり前なんだけど、どちらかに偏った見方をしないと気が済まないような人も多いようですからね・・・・

レコーディング貯蓄術

要は家計簿をつけて節約しようということで、昔から言われてることなんですけどね。

僕もエクセルを使って家計簿はつけています。僕の場合、どれだけの金を投資に回せるかと言うことを考えるために家計簿をつける必要があったので。

男で家計簿つけるの珍しいように言われたりするけど、なんでかねえ？自分の金を管理するのは自己管理の出発点だと思うのですけどね。変な風潮です。