KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

10年前の古傷


先日、ドック健診に行ってきた。


11月の会社の健診で、「胆嚢ポリープがあるので、6か月をメドに医師の診断を受けなさい」と言われていたからである。


いつも、会社の健診ではほとんど何にも言われなかったので、いきなり「ポリープ」と言う言葉を見てギョッとした。


ネットとかで調べてみると、胆嚢ポリープ自体は特に珍しいものでもなく、大きくなければそれほど心配する必要はないらしかったのだが、普段耳慣れないことを言われたため、何となく気持ちには引っかかるものがあった。


今年の3月に35歳になったため、去年の健診から検査項目が増えることとなり、初めてエコー検査を受けた。その時に指摘を受けたわけだが、実際のところはいつからあったものか良く分からない。大きくなってくるようだと、癌の疑いが出てくるため切り取る必要があるらしかった。(胆嚢自体はそれほど重要なものではないので切り取ってしまっても大きな問題はないらしいのだが・・・)


なにはともあれ、エコー検査を受ける必要があったため3月にそれを含めドック健診を受けてきたわけです。


その際、内視鏡検査を受けた。実は、私は内視鏡検査を受けるのは2回目だった。社会人になってすぐに、十二指腸潰瘍になったことがあってその際に口から飲んだことがあるのである。


先日受けた検査では、口ではなく鼻から入れるタイプの内視鏡を使った。鼻に麻酔をかけ、そのまま鼻からのど、食道を通して胃にまで通すわけである。口から入れた時に比べると大分楽だった。


鼻から内視鏡を入れながら、医師(まだ若く見えたが、院長先生だったので私よりは大分年上だと思う)がモニターを指し示し、説明してくれた。あとで、「世界一のカメラです」と少し誇らしげに言ってくれただけあって、驚くほど鮮明な画像で見えた。


「ここに潰瘍の跡が残ってますね」と言いながら写真を撮ってくれた。確かに、周りに比べデコボコしていて、素人目にも明らかに違いが分かった。
10年前の古傷に、久々に再会することとなった。


今思えば、10年前は社会人になって間もなくて、ストレスも強かったせいで十二指腸に穴があいたんだろうなあ、と思う。それ以後、ストレスの大きさ自体は決してあの頃より弱まってはいないはずだが、潰瘍までは行っていない。流石に耐性がついたのかとも思うが、もしかしたら、楽をしすぎているのかもしれない。自分としてはそんなつもりはないが、少なくとも、会社の評価としてはそう見られているような気がする。


それでも、「胃の方は慢性胃炎になってますね。念のため、定期的に健診を受けるようにしてください」とは言われた。さすがに無傷ではいられないか、とは思ったが、ストレスのせいか食生活のせいかはよく分からない。


いずれにしても、胃の奥に残った古傷のことを考えると、当時の苦しい気分を思い出す。でも、その頃に苦しんだ反動で、東京に来てからしばらくは楽に過ごすことができたので、無駄ではなかったのだろう。


十二指腸に穴をあけるまでは行かなくとも、何かしらの方法で自分自身を追い込む必要はあるのかもしれない。


なお、ポリープに関しては、特に大きくはなっておらず、経過観察していけばとりあえず問題ない、ということでした。他の指摘もほとんどなかったので、35歳としては問題ない部類なのではないかと。