KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

毎月新聞など

毎月新聞 (中公文庫)

毎月新聞 (中公文庫)


極東ブログで紹介されていた本。


洒脱というか、淡々とした軽妙な文体でありながらはっとする気付きを与えてくれる。コラムのお手本と言う感じだ。


極東ブログでも取り上げられている、「真夏の葬儀」がぐっとくる。

7月の末、故郷の伊豆にいる母親に電話すると、沈痛な声で「お前、大変なことになったよ」

<中略>

どうしたの、と聞くと「久司が死んだよ」と一言言った。僕はびっくりしてしまった。

知人の死と言う重いテーマを扱いながら、やはり著者は冷静な観察眼を働かせ、感情を抑えた文体で葬儀に参加する人々の様子を過不足なく描写している。


それだけに、ラストシーンが深く、静かな感動を呼び起こすものになっていると思う。


一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ

一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ

面白かった。大学の理系教授と言うと、いかにも謹厳実直な人物像を想像するのだが、そこを逆手にとって、あえて奇抜なファッションをすることがマーケティングになるということらしい。


大学の先生が書いた本と言うより、普通のビジネス書のような感じだ。京大はわりとこういう緩いところがある。


戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策

戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策

アメリカでコンサルティングファームに入るような人間は、みんなこんな問題をすらすら回答できるのだろうか?


ある程度時間をもらえるならともかく、面接の場で急にこういうことを聞かれたら支離滅裂になってしまいそうだ。やはり、高給を取る人間にはそれなりのものがあるのだろう。


ある程度のパターンはあるんだろうけど、相当の訓練を積まないと、ペラペラと回答例のような回答はできまい。