KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

1Q84/デッドライン仕事術


1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1



いまさら、「1Q84」の書評など世に溢れてるし、書くこともないのだが、ようやくBOOK2まで読み終わったので。


主人公二人の話が交互に出てくる構成は、「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」と同じである。


個人的に、「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」はこのスレで頻繁に取り上げられていた(自分自身も書き込んだ)ので、一番好きな作品であった。なので、期待を持って読んだ。


ただ、実を言うと、この本を読み始めるまでは若干の不安もあった。最近、村上作品を読んでも今一つ話にのめりこめず、途中で読めなくなった作品もあったので、「もはや、村上作品を読み通す気力すらなくなったのか」と言う気持ちがあったのである。


期待と不安もあって読み始めたのが、9月ごろである。読み始めて、とりあえず不安が杞憂に終わったことにほっとした。話にぐいぐいひきつけられる感じで、間延びした感じもなく、二人の主人公の物語が徐々に交差していくのが面白い。


途中で投げ出す不安が無くなり、むしろ一気に読みとおすのがもったいなくなった。なので、3か月ほど時間をかけて読むことになった。


結果として、ちょうど「BOOK3が出版予定」との話が出てくるところで読み終えることができた。続きを読むのが楽しみである。


ちなみに、うちの近所には新潮社がある。例の「Q」が三つ並んだ看板もある。うまい商法ではある。


デッドライン仕事術 (祥伝社新書)

デッドライン仕事術 (祥伝社新書)

締め切りを厳密に設定して、とにかくそれを守れと言う本。時間を区切ってやることにより能率を強制的に上げざるを得ないので、今までよりも効率的に仕事ができるようになると。


考え方としては大変素晴らしい。読んでいても、歯切れのいい論調で面白かった。


ただ、最後の方でご本人が「私も、社員には残業を禁止して『早く帰れ』と言いながら自分は家に仕事を持ち帰ることがしばしばだったし、週末も何だかんだと働いていることが多かった」と言っているのはご愛敬と言うべきか。本に書いていると言うことは、別に隠すつもりもないんだろう。


まあ、経営者と社員は別だということかもしれないし、社長が猛烈に働いているのなら社員も文句は言えまい。