つげ義春初期短編集・ファンドマネージャーの仕事
つげ義春 初期傑作短編集(1) 雑誌編 上 (講談社漫画文庫)
- 作者: つげ義春
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 文庫
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なんか、手塚治虫みたいな絵柄だ。当時の漫画家はみんなこんなだったのか。
巻頭のつげ義春年譜がある意味ひどい。
1941(昭和16)年 4歳
幼稚園に入園するが、自閉症で臆病な性格があらわれ、集団生活になじめず退園。
(中略)
1954(昭和29)年 17歳
対人恐怖から、部屋に閉じこもったまま収入が得られる職業としてマンガ家を志す。
手塚治虫をトキワ荘に訪ねて原稿料の額などを聞き出し、プロになる決意を固める。
(中略)
1964(昭和39)年 27歳
貸本業界が不景気になり、再び飢餓状態に追い込まれる。孤独と絶望の日々。
(中略)
1978(昭和55)年 43歳
ノイローゼが進んで不安のどん底に落ち込み、精神病院へ。不安神経症と診断され、森田療法を受ける。
(中略)
1988(昭和63)年 51歳
自己否定の傾向が深まり、一人山奥に棲むことを考えたり、乞食になることを夢想する。
(中略)
2000(平成12)年 63歳
新作を描く意欲も予定もなく、淡々と日常を送るのみ。
(中略)
2008(平成20)年 71歳
70歳を超え人と会うのもますます億劫に。電車に乗ることもなく、壊れたテレビを直す予定もなく、思索の日々。
まあ、作風に合ってるとも言えるが。
というか、実は精力的に仕事をこなしてる時期もあるので、上の抜粋はやや恣意的かも知らんが。それに、あえて手塚治虫に会いに行ってるあたり、意外に行動的な面もあるような気がする。
- 作者: 松下律
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
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学生向けに書かれた本のようである。
私が今更読んでもしょうがないのかも知れんけど、なかなか面白かった。テレビとかのイメージとは大分違う。