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日銀短観の強い数字、米国雇用統計の弱い数字を考えればもう少し円高に行くのかな、と思っていたが意外にしぶとい。
参院選で政権が不安定化する恐れがあることが円が積極的に買い進まれない要因、と言うトークもありますけど、別に小泉政権がそれほど景気に貢献したわけでもなし、単に材料難の言い訳に過ぎないのでは、と言う気もする。
国内ではさすがにめっきがはげてきたとはいえ、外人にはそれなりにまだ受けるのかな、と思ってましたがBloombergのこの記事を読む限りそうともいえない模様。
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【経済コラム】改革妨げる自民党から出馬の改革者−W・ペセック
7月8日(ブルームバーグ):竹中平蔵経済財政・金融担当相(53)は日本の景気回復の立役者として見なされることが多い。米誌ビジネスウィークは今年、「アジアの星」25人のうちの1人に米ハーバード大学で客員准教授の経験もある同氏を選んだ。
金融システムの改革を担う竹中氏こそが世界2位の経済大国が求め続けてきた改革者そのものであるとの見方が広がっている。だが、同氏が本物の改革者ではないということを最も明確に示していることがある。それは、現在は国会議員でない竹中氏が、1955年以来わずか10カ月間を除いて与党であり続け、改革に抵抗してきた自由民主党の正式な一員になりたいと考えていることだ。
11日に投開票される参議院選挙に竹中氏は自民党から出馬している。もし同氏が考えられているような改革者であるならば、日本経済を阻害し続ける同党の重苦しい連中と対決することを選び、自民党総裁でもある小泉純一郎首相(62)の政権の延命に力を貸すようなことはしないはずだ。
在任期間3年が過ぎ、小泉首相には改革する力がないことが痛々しいほどはっきりしてきた。世論調査では、日本の有権者は参院選でその不満を示す公算が高い。ここ14年ほどを振り返れば、自民党は景気拡大を仲介してきたというより邪魔してきたと言ったほうが正確だ。
有権者の失望
年金制度改革の失敗や自衛隊のイラク派遣などで国民の間には失望感が広がっており、小泉首相に対する支持率は低下している。もしも参院選で自民党がふるわなければ、小泉政権もそう長くはないかもしれない。
自民党が与党でいるのもそう長くはないとすれば、それも悪くはないのかもしれない。だが、この週末に何が起ころうとも自民党が下野する可能性はほとんどない。依然として匹敵する強力な野党がないためだ。
日本の景気回復は、小泉首相や竹中氏、それに自民党の打ち出す政策がもたらしたのではない。むしろ、中国の輸入需要や、日本企業の経営改革、それに経済のグローバル化などを背景にしたものだ。
小泉首相には改革の実績がほとんどないが、改革の必要性を強調したことと現在の景気回復を妨げていないことについては称えてもいい。1997年の消費税引き上げなどの失態でこれまで日本の景気回復は何度も失速してきたからだ。
予想していた通り、小泉首相も竹中氏も、そして自民党も景気回復という絶好のタイミングを利用して、日本経済をより前進させ、国際競争力を高めようとはしていない。改革者と考えられている竹中氏が、なぜ自らが進むべき道に立ちふさがる政党から出馬するのか、全く理解に苦しむ。(ウィリアム・ペセック・ジュニア)
(ウィリアム・ペセック・ジュニア氏は、ブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
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これは、僕の小泉政権のイメージとほぼ重なる。まあ、アンチが叩くほど悪くもないけど「パフォーマンスの上手い割と普通の自民党総裁」と言うのが小泉首相に対する僕の印象です。
それほど期待していたわけでもないのでまあこんなもんなのかなあ、とやや諦めながら見てますけど。
大体、既に閣僚の一人として働いている人間が参院議員も兼ねることになにか意味があるのか?
参院議員なんぞタレントと兼務でも勤まる仕事だ、といわれればその通りですけど、竹中平蔵氏の場合は重要閣僚としてのの重責があるはずで(しかも二つのポストを兼務)、そっちをいい加減にされたら、ねえ・・・。そんなに人材がいないということなんでしょうか・・・。