KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

サラリーマン研究者の集い

なんつうか、どこの世界もサラリーマンはサラリーマンなのだなあ、と。

生物板のスレなので、バイオ・製薬関係の会社の人が多いと思われます。

100 名前:>90 投稿日:02/04/06 06:24
仕事柄外資の製薬会社、それも日本法人じゃなくて本社の人たちと付き合いが
あるけど、けっこうどこもアクが強いよ。とてもグローバルスタンダードとい
う表現が当てはまるようには思えないけど。唯一共通しているのは、英語の
コミュニケーションと金儲け第一主義ってことかな?あとは何でもありだよ。
ん?これがグローバルスタンダードなわけ?



101 名前:名無しゲノムのクローンさん 投稿日:02/04/06 16:53
>>100
基本的に、金儲け第一主義には賛成かな?
国内だと、ばかげたプロジェクトにお金を突っ込むこともしばしばだから。

学生時代は、コスト管理も研究者の条件と言われたものだが。


103 名前:>101 投稿日:02/04/07 05:41
そうそう。企業って金儲け主義がまかり通っているかと思えば、意外と
そうでもないよね。無駄なお金じゃんじゃん使ってる。それも無駄と
解りながらね。上層部のメンツとか保身のために既に死んだプロジェクト
もなかなか止められない。

何か、グローバル化(結局これってアメリカ化?)ってことばが出てきた
ころから、夢のない経営者が増えてるような気がするが、気のせいかな。
MSのビル芸津を筆頭に、金を沢山儲けた奴が一番偉い、みたいな図式が
できあがっちゃってる。夢はと聞かれて、売上XXX億円達成なんて平気で
言いそう。


178 名前:名無しゲノムのクローンさん 投稿日:02/05/09 23:23
たとえば、アカデミアでやるような物凄く基礎的な研究
たとえば抗体の多様性を解明するといった研究と
企業でやるような実用的な研究
たとえばドモホルンリンクルの効率的な抽出法といった研究
がどちらが万人にとって大事かなんて、だれも答えを用意できないと思います。
164氏の意見はそのへんの評価が一方的過ぎたと思います。
まあ自分の研究がいつか正当に評価されるなんて思いは、
だれでももってるとおもいますよ。


194 名前:名無しゲノムのクローンさん[sage] 投稿日:02/05/18 14:02
>>193
いや、「もし分野がマイナーであっても科学として一流であるなら、
たとえ目前の役にはたたなくても(遠い)将来、人類の役に立つかも
しれないから、それは尊重する」という姿勢は、企業の人でもきちんと
理解しておくべきだと思いますよ。

なぜかというと「役に立たないものは不用だからやめろ」というロジックは
(私もよく戦うんだけれど)環境保護団体とか動物愛誤団体が、動物実験
制限したり企業活動を制限したりするときにしょっちゅう使うおばかな
ロジックに紙一重なんです。


203 名前:名無しゲノムのクローンさん[] 投稿日:02/06/01 19:49
会社(株主?)の望むような分野の研究をもちろんやってますけど、
その中でもなるべく自分の望むような研究方向にもっていくように頑張っています。
周りからは「何やってるんだ?」って見られちゃうときもあるけど、
多少の事だったら大目に見て欲しいなぁ〜なんて甘ちゃんな考えも持ってたりして。

思うに研究ってもともと芸術と近いとこがあって要は「パトロン」が必要なわけです。
パトロンは国でもいいけども民間団体(企業とか)だって別にかまわない気もします。
企業をパトロンにつけるってのはそれなりにメリットも多いとおもうんですよね。
もちろん好き勝手に研究できるわけじゃないから分野とかかなり限られると思いますけど。
あとは自分が面白いと思う事の企業的有用性をいかにして示すのかにかかりますね。

 まあ、こういうご時世だから儲からない(あるいは、儲かりそうに無い)研究はどんどん切り捨てられるのだろうな、と。一昔前は近視眼的な視野に陥らずに長期的な経営・開発が進められるのが日本企業の競争力の源泉と言われた時代もあったわけですが。

全て貧乏が悪いとは言え、寂しい話ですね。

日本一有名なサラリーマン研究者といえば例のあの人ですが。

241 名前:名無しゲノムのクローンさん 投稿日:02/10/10 19:06
祝 田中 耕一 氏 ノーベル化学賞受賞

日本質量分析学会

本学会会員の田中耕一氏が今年のノーベル化学賞を受けられました。
イオン源開発と云う基礎的分野が評価されたことは誠にうれしい限り
です。田中氏は吉田佳一氏と"高質量分子イオンの検出を可能とする
レーザーイオン化飛行時間型質量分析法の研究"で1989 年度質量分析
学会奨励賞を受けられています。業績は質量分析 Vol.37、No.3、192
頁にあります。田中氏は現在43歳ですから1984 年の業績は25歳の時の
ものです。ノーベル賞は30歳代の業績が評価され、 50-60歳代で受賞
する事が多いのですが、43歳で受賞されたということは、このイオン
化法がいかに有機物の分析に重要な役割を果たしているかという証
です。

http://www.mssj.jp/index-jp.html


242 名前:名無しゲノムのクローンさん[sage] 投稿日:02/10/11 00:16
これが本人にとって幸せかどうか。
なんかあんまりうれしそうに見えないんだよね。
気のせい?



243 名前:名無しゲノムのクローンさん 投稿日:02/10/11 07:48
うれしいけど、今後のことを考えると不安が大きいって言ってますた。
この場(インタビュー、会見)から逃げ出したいとも。


245 名前:名無しゲノムのクローンさん[sage] 投稿日:02/10/12 01:58
ノーベル田中さん、これからも博士号とる気はないと言ってるけど、
とればいいのにね。書けないタイプなのかな。
でも、本人は何も語らない一方で、自分が創った製品が語っている。
ある意味そっちの方がカッコいい。
技術系企業は理論から製品開発まで全部やるから強いね。


269 名前:名無しゲノムのクローンさん 投稿日:03/05/28 14:01
俺の前の上司かっこよかったな。
化学製品のあるニッチな分野では知らぬ人がいないぐらい有名だったのに
非常に謙虚でおとなしい。
ある会議で事業部長から「○田君、なんでこれが売れないんだ」
と詰問された際に
「世界一の製品は完成しています、売れないのは営業部の責任で
OEMでも何でも、それを指導するのがあなたでしょう」と席をけった。
財閥系総合化学会社ではあんなこと初めてで、驚いた。
部長にはならなかったけど、あんなこと言える製品を
作りたいな。
今彼が開発した製品がうちの事業部の主力製品になっている。


270 名前:名無しゲノムのクローンさん 投稿日:03/05/30 09:19
いいねえ
出世するだけが人生でもないし
定年退職した後で、もし彼がそのこと知ってたら
タツでみかん食いながらニヤッとしてたりして
あこがれるね


271 名前:名無しゲノムのクローンさん[] 投稿日:03/05/30 10:27
>>269
そういう人って、会社には一人ぐらいいるんだけど、必ず出世しないよな。
中田耕一先生がノーベル賞もらわなかったら、ほぼこのパターンだな。

いやあ、憧れますねえ・・・。でもやっぱり社内政治が上手くないと出世できないのでしょうか。