READING HACKS!
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
- 作者: 原尻淳一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
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chapter7「超アウトプット生産のためのデータベースハック」の手法、考え方が役に立ちそうなので、メモしておこう。
(P199)
まず行う作業は本に「杭打ち」したポストイットの重要個所とメモの確認です。わたしは仮説やアイデアをそのまま本に書きこんでしまいますから、その個所を中心にブログに残しておくべき個所を確認していきます。
次に、「ブログ読書カード」を作成していきます。書きこんだ個所やメモしたページをぺらぺらめくりながら、思考を整理した上でブログに自分の好きな引用とアイデアを転記していきます。
(中略)
たったこれだけの作業ですが、ビジネスにおける情報検索、企画書作成、著作制作における個人ベースキャンプとなります。必要な情報はカテゴリーボタンで情報をソートして、検索できるようにデザインしています。
ネットがつながりさえすれば、あらゆる場所がアウトプットを生み出す場となり、あらゆる場所からの情報がブログに集約されていくわけです。
(P208)
アウトプッターというのは、表層的な表現の下にある「ルール」や「ものごとの道理や本質」を見抜き、それを自分の表現の方法に転化させ、価値あるものを生み出していく人です。ということは、アウトプッターは、大量の情報を選抜しながら、そこから自分流の方法を体得すると言う構えを持っていなければならないのです。半分説教じみてしまうのですが、部下にはこう言います。
「トレンドを追うことそれ自体が目的になっていて、プランナーとして本当にそれでいいのか?」
後の方は、孔子の「学びて思わざれば則ち罔(くら)し。思いて学ばざれば則ち殆(あや)うし。」にも通じるかも知れん。インプットだけでは意味がない、と言うのは昔から言われたことではあるけど、スピード感としてはどんどん早くすることが求められているということだろうか。