KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

黄金の投資戦略など


「10年大局観」で読む 2019年までの黄金の投資戦略

「10年大局観」で読む 2019年までの黄金の投資戦略

テクニカル分析の本だが、筆者独自の相場観が語られていて面白い。

最近、結局相場はテクニカルくらいでしか語れないんじゃないかと思うようになった。ファンダメンタルだと、売り買いのタイミングは語れない。


あっさり「次の日銀総裁インフレターゲットを採用する」と書いてくれているのも心強い。確かに、デフレを放置する限り財政赤字から逃れることはほぼ不可能だろうし、いずれはそういう議論が出てきてもおかしくない、というかそうせざるを得なくなるはずである。

今回の米国の不況で、バーナンキが本領を発揮すればリフレの必要性が改めて認識されるのではなかろうか。


思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)

思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)


不二家の「信頼回復対策会議」の議長としてその存在を初めて知った郷原氏の著書。TBSに対する毅然とした対応など、著者の真摯さを感じさせる。


日本人の法令に対する意識は、普段意識しないものであるために、「何も考えないで、そのまま守る」という嫌いがあると指摘し、「水戸黄門の印籠」に「法令」をなぞらえた上で次のように述べられています。

まず、「遵守」による思考停止から脱却するということは、「水戸黄門の印籠を出されてひれ伏している」という姿勢をやめ、頭を上げて、その印籠をしっかり見るということです。


これまでは、それをしようものなら「無礼者。頭が高い。」と言う怒声を浴びせられ「お手打ち」に遭うのが怖くて、頭を上げられませんでした。


印籠は何を意味しているのか、その論理と言うのはどういうものなのか、正面から問い直す態度を取らなければ、永遠にその場にひれ伏したままなのです。