点検・福田流
7/18〜7/20の日経政治面に「点検・福田流」と言う記事が載ってます。
「点検・福田流」でぐぐってみると、こんなブログが見つかった。
ふまじめ中国語学習の日々：新聞の福田首相評って矛盾している
http://uesugiyozan.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_2c1f.html
キムタクの『ＣＨＡＮＧＥ』は、結構、教科書くさい話で終わってしまいました。
総理や政治家が国民の目線で仕事をすればいい…というようなことをいってましたが…
そもそも、国民の目線とやらが、はっきりしないから自民党が小泉さんでやたら勝ったり、その逆になったりするのではないでしょうか。
国民というのは、結構、矛盾した欲求をもつもので、それをそのまま政治にしていたら、すごいことになると思います。
まあ、ドラマはドラマとして…
今の総理は福田さんですが。
新聞を見ていると、福田さんに対する評価で、けっこう勝手なことを言っているのが目に付きます。うちは、今、日本経済新聞一本なのですが。
この新聞の今日（７月１７日）の第２面に『点検福田流（上）』というのが出てました。（上）というくらいですから、２回か３回の連載なのでしょう。
さて、その内容ですが、
政策決定で理念先行型のこだわりを見せるかと思えば、最後まで真意を明かさないケースも多く、問題によって変わる手法は時に周囲を惑わせた。
『公益法人への支出の３割を削減する。』…関係省庁や族議員との事前調整はなく、政府内でも『寝耳に水だ』と驚きの声が上がった。
『首相は群れたりベタベタしたりする付き合い方は好まない』（周辺）
あれっ、これってナニ。この間まで、福田首相は官僚べったりだと言っていたんじゃなかったの（それとも、日経は少し違っていたのかな？）。
あるいは、『福田には、ナニも考えはない』などなど。
根回しの上に乗っかっているだけ、というような表現もあったような気がしたけど…
『群れたりベタベタしない』のは、結構じゃないですか。
どうも、日経だけに限らないのだろうが、新聞やマスコミのいっていることは矛盾している気がする（まあ、その時々で受けのいいことを書かないと、新聞などを買ってくれないのでしょうけれど）。
うーん。これだけでほぼ言いたいことを言ってくれてるようなエントリだ。
で、本日19日の日経「点検・福田流（下）」ですが。
首相の売りは「合意重視」。政権発足前後はそれが党内外に安心感を与えた。
だが、裏を返せば自分の得意分野以外では専門家の意見に流されやすいとも言える。
その結果、政権の浮沈に係わる局面で大胆な方針転換ができず、首相の顔を見えにくくしている。
矛盾してますなあ。「群れたりベタベタしたりする付き合いは好まない」人が「合意重視」ですか。「理念先行」で「流されやすい」首相ですか。（上）と（下）は違う人が書いてるのか？それでも同じ新聞の同じ特集記事で矛盾したことを書くのって・・・・
（個人的には、福田首相の本来の性格は「ベタベタするのが嫌い」の方なんではないか、と言う気がする。「合意重視」にも見えるのはねじれ国会で政権が不安定なためやむを得ず、と言うところでは？でも、それって流されやすいのとはまた別の話のような）
実をいうと、今日の記事の少し下の文章も気に入らない（というか、最初はこっちをネタにしようと思ってました）。
「竹中さんならどうだっただろう」。政府筋は三月末に首相が表明した道路特定税源の全額一般財源化と、竹中平蔵郵政民営化担当相（当時）が与党を相手に大立ち回りを演じた小泉政権の郵政民営化を重ね合わせる。
道路財源の抜本改革は小泉、安倍両政権でも手をつけられなかった大事業。本来、政権浮揚の絶好の材料だったが「必要な道路は確保する」との与党の族議員の意向に配慮した姿勢は中途半端な印象を残した。首相周辺はその原因を「竹中氏のような発信役がいないからだ」と分析する・
「小泉、安倍両政権でも手をつけられなかった大事業」に手をつけているのに、小泉政権の閣僚がいなかったから中途半端になった？？？？
どうもよくわからないなあ。私には難しいことはよくわかんないですけど、それなら小泉政権時代に手をつければよかったのに。郵政より優先順位が低かったってことですかねえ。
まあ、小泉首相のためならグラフを途中でぶった切る日経新聞ですしねえ。
どうも福田首相はパフォーマンスが下手なのと高齢なことで損をしているような気がする。上の記事をさらりと読んでしまうとまるで積極的に動いてないように見えるけど、全額一般財源化を記者会見で表明したのは首相自身の決断だろうし。政策に賛否両論あるのは仕方ないというかむしろ当然だけど、小泉首相の擁護されぶりに比べて、なんかなあ・・・・
見栄えが良くて言うことが勇ましければいいなら、それこそキムタクでも首相にすればいいと思いますよ（タメ息）。
