KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

小泉現象はなぜ起こったかについて考える。(政治)


まだ現役の政治家でそれなりの影響力を持っているし早いとは思うが、一応安倍首相の次の総理ももうすぐ決まることだし、ある程度時間を置いて冷静に見れる時期になったと思う。


小泉現象はなぜ起こったかについて考える。
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1189909893/

1 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/16(日) 11:31:33 ID:nhjLJ/GF
 先の数年間、日本ではいわゆる小泉現象が起こりました。いわゆる小泉ブームです。そして、その余韻は今でも続いています。
 小泉純一郎さんという人は、一応、見かけ上は自分の発言を自分で守り、郵政民営化等の改革らしきものをしました。
 しかし、実態は何もしておらず、ただでさえ悪化した日本の状況をさらに悪化させました。
 しかし、日本人はどういうわけかそのことに気がついておらず、意味不明に彼のことを支持し続けています。
 そこで、皆さんに考えていただきたいことがあります。
 なぜこのような現象が起こっているのでしょうか?日本で起きたこの現象について、ぜひ考えていただきたいと思うので、考察、書き込みのほどお願いしたいと思います。
 

6 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/16(日) 19:41:06 ID:1Vo1lCxO
>小泉現象はなぜ起こったかについて

これで政治に興味を持つようになった。
森というのは人気がなく支持率も非常に低かった。
森とは同じ派閥で弟ぶんのような小泉が異様な現象を起こした。
不思議だった。 それほど変わらないはずなのに何故って。

烏合の衆である大衆というのも恐いよ。大マスコミもな。


7 名前:1 投稿日:2007/09/17(月) 10:26:19 ID:4IcFh2KW
>>6
書き込みありがとうございます。
うん。そうですね。
森さんと小泉さんは、基本的に同じ派閥で、似たような路線を歩いてきたはずだから、支持者もそんなに変わらないはずなのに、世論は正反対の評価をしましたね。
まあこれこそが小泉マジックの真骨頂というところなのでしょう。
自分の日常でも(会社等)このことはわかると思いますが、日本人は自分の思想で行動するということをしません。
常に周囲の様子をうかがい、周囲の「雰囲気」で動きます。小泉さんはおそらくその「雰囲気」を作ることが上手だったんだと思います。
正しいことであろうと、間違っていることであろうと、自分の考えに従って行動するということが重要なのですが、それが日本人にはできないようですね。日本人はまともに相手にしないほうがよいようです(振り回されるだけですから・・・。)。


10 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/17(月) 10:52:55 ID:8d4TsuoK
日本人はマスコミの報道(特にテレビ報道)を過信する傾向がある。
自分で事実を知ろうとか、客観的な見方をしよう(学習・経験)とかが乏しく、
付和雷同する国民性がある。

そういう国民にたいして、言葉のすり替えがうまい小泉がうまく利用した。

政策の中身がないスローガンだけで、単純にだまされる日本人(オレオレ詐欺
にひっかかり、マスコミに報道されても、学習効果がない国民・・B層という
んですかね)が小泉を支持しており、それをマスコミが面白半分に報道する、
まさに芸能ネタになりさがっている。


24 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/17(月) 19:38:45 ID:4gU+XByO
まず手始めに外務省改革と称して、役人を悪役に、
外務省幹部の首を親米派にすげ替えた。内部構造はまったく変わらず。

万事がこの調子で、
我田引水のための生贄を外部に求めた(自民党をぶっ潰す等)。

最後は首相(安倍)自らがストレス発散のための生贄になって、
めでたく自民党はぶっ潰れた…というオチ(笑。福田や麻生では流れは変わらんでしょう。


25 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/17(月) 20:06:04 id:mHTpwq53
備わっているべき徳がないのに、全くそのことが国民に知られず、周囲の困惑が大きいほど拍手が湧いた。今までのやり方=悪なので、壊されぬようみんな改革派に衣替え。あとはどこでもある一連の流れ。それにしても総理不在が25日までって長すぎないか?


26 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/17(月) 21:57:21 ID:DbM9LFCL
北のような敵国を過大に意識させて、国民の国家意識を高揚させる一方
改革を推進すれば明らかに打撃をこうむる社会的弱者層に幻想をもたせることに成功

こんなの権力の常套手段じゃん。
小泉を拝んでいる貧乏人のおまえら。ご苦労さん。
奴隷として扱ってやるからもっと耐えるんだ。




27 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2007/09/17(月) 22:01:29 ID:0MWGW1n8
>>26
その貧乏人が小泉を拝んでるってのが昔から謎だ
ちょっと新聞や雑誌を注意深く読むだけで小泉こそがその貧乏人たちの
境遇の元凶だと分かりそうなもんなのにな。
そんなことも分からないのか、そもそもそういう意識がないのか(それゆえに
貧乏人なのか)。


33 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/17(月) 23:08:55 id:YaeynoVI
ただ小泉さんって人
頭が非常によかったのは確か

もしくはものすごい強運に恵まれていた

何かしら人並み外れたものを持ってたんだな
ヒトラーもそうだったらしいがな


34 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2007/09/17(月) 23:13:41 id:SGmAo/Ss
同じように国民的人気を集めた、田中角栄との対比は面白いかも。


35 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2007/09/17(月) 23:32:04 id:DbM9LFCL
頭が良いなんて次元でだけで政治家が務まるかね?
やっぱ感性(センス)の鋭さが備わってないとダメじゃない?
データからだけでなく、顕在化してない人間の心の動き直感的に感じ取れるようじゃないと・・

俺は小泉が音楽が好きだったということと
彼がカリスマ性を持ち得たということには関係があると思う
なんとなくね


43 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/18(火) 00:41:56 ID:RxH8uFZT
これは良スレの予感。

上にあがってた「貧乏人ほど小泉を支持した」ってのは、
日本人が政治に対していかに無関心かを表してるように思う。
そして、実際とかけ離れた再現映画を見せることで国民に
「政治に参加してる!」感を味あわせつつ、実際は民意など放置プレイ状態の政治に成功した。

って感じかな?


44 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/18(火) 01:19:47 id:ag4Csv0z
日本人って付和雷同民度が低いってよく言われるが…

フランスなんかの国見てるとまんざらでもなく見える

識字率、教育普及率はかなりのもの
この程度でも客観的に見て世界でもトップクラスになってしまう


やはり人間のつくる社会には限界があるんだろうか…
語弊があるが、障害のある人が必ず一定数生まれるように
まともに社会について考えられる人ってのもまた一定数しかいないのでは


話ぶったぎってすまない
ここにいる人たち頭よさげだから
いろいろと意見を出してみて欲しい

やはり人間は猿なんだから
大部分は感情・雰囲気で動くものであり
本能的に均質化したグループをつくり終始縄張り争いをする生き物


理性の抑えには限界があり
たとえ抑えても心のどこかにフラストレーションをためる生き物なのだろうか…


もはやこれでいい とも私は考えてしまう


47 名前:名無しさん@3周年[ ] 投稿日:2007/09/18(火) 03:22:34 id:ntYhnAuN
小泉が古い自民党をぶっ壊したなんてとんでもないことが平気で言われてるからな。
バリバリの派閥人間である小泉が角福戦争の延長で経世会を潰しただけだ。
森派が天下をとっただけじゃねえか。


48 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/18(火) 03:48:47 ID:g2s1J6s2
実態がどうであれ、小泉さんは多くの庶民の目にクリーンなタカ派って映ったんじゃないかな。
政治家は金に汚いもんだと思っている人々にとって、クリーンってのは一風変わって見えるから
ちょいと注目する。
そこで彼は『自民党をぶっ壊す』だの『痛みに耐え…』みたいな、庶民に夢を抱かせる言葉を語る。
不景気で元気の無い現状に不満を持っていた人々は、政権を持っている自民党が変わることで
自分の生活も好転するのじゃないかと夢を抱いた。今苦しみに耐えて構造改革を実現すれば
生活が良くなるのじゃないかと夢を抱いた。『わりーけど、今は苦しいけど耐えて』って言う政治家
が新鮮だったもんだから、小泉さんの言葉を真に受けた。


一部の金持ちや大企業が潤うばかりで多くの庶民に利益を回さなくても、人々は小泉さんを支持した。
『今耐えればいつかは・・・』って夢があったから。夢を捨てて厳しい現実を直視するのは辛いからね。
大企業は実際の利益故に小泉さんを支持し、庶民は夢を捨てられない弱さから彼を支持した。


彼自身が有能なパフォーマーであったとは思う。だけど、国民の弱さの上に彼の人気があったとも思う。
彼の行為が多くの場合、好意的に受け入れられたのは、そのためじゃないのかな。
『その程度の公約守らなくたって…』なんて、小泉さん以前の総理が言ったら、国民から総スカンを
喰らったと思う。


51 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/18(火) 09:29:23 id:cPNB7S4L
重要なことはリーダーシップをとるものの原理原則を知ることであり、
パフォーマンスに踊らされることではないと思う。

たかが一日、選挙演説で熱い感動を覚えたとて
それでいったい何がわかるというのか。


52 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/18(火) 10:09:48 ID:er8NxxG3
反自民のマスコミを、自分は「古い自民党」と闘うのだと言って味方につけたことが大きい。
抵抗勢力、という言葉を使って。

いかにそれが実態とかけ離れたもので、角福戦争の続きを大々的にやっただけかというのが、
今になってやっと明らかになってきた。


53 名前:1 投稿日:2007/09/18(火) 16:49:19 id:nRf0rViq
どうも。1です。皆さん書き込みありがとうございます。
皆さんの意見を聞いていて、改めて思ったことは小泉さんというのは、徹底したパフォーマーなのだと思います。
とにかく、パフォーマンスすることにかけての執念が、他の首相などに比べて、ずば抜けていたのだと思います。
逆から言えば、それしか考えていなかったとも言えると思いますが・・・。
で、どなたかも書いていましたが、実際にしたことは、角福戦争なのですよ。
要は、旧田中派に小泉さんは散々冷や飯を食わされたから、その仕返しをしたのだと思います。
それとパフォーマンスをうまくミックスさせたら、支持があんなに集まったという感じなんだと思います。

彼は史上最低な首相であったことは間違いないと思うのですが、最低を極めれば最高に行き着くといういい例であったかもしれません。
いずれにしても、日本人の昔ながらのパフォーマンスに流されやすい気質はかなりの改善の余地があると思われます。なんとか変わって欲しいと願う今日この頃です。


54 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/19(水) 00:27:09 ID:tgkKV42W
>>53
彼はパフォーマーとして確かに優秀だったと思うけど、同時に時期というか社会の情勢が
彼に合っていたというのもあるのではないでしょうか?


59 名前:1 投稿日:2007/09/19(水) 09:30:09 id:sBrFIjFv
>>54
でも、それでも彼はああいう行動をしたし、支持は集めたと思うよ。
昔のパフォーマンス好きの首相で有名な人は中曽根さんという人がいました。
彼はパフォーマンスが好きで、小泉さんと同様にパフォーマンスで支持を集めました。
当時は情勢も違うし、やり方も当然違かったと思いますが、双方が、かなりのパフォーマーで、また国民の支持を集めたという点では一致すると思います。
すなわち、日本人というのはパフォーマンスが好きなのです。
自分とは関係のないところでパフォーマンスをしてもらって、わいわい騒いでいるのが好きなのです。
なので、本当に問題なのは、日本人のこういう気質にあると思われるのです。


60 名前:1 投稿日:2007/09/19(水) 09:36:13 ID:sBrFIjFv
>>43
亀レスですが、「政治に参加している感を味あわせつつ」っていうのは、当たっているかもしれないですね。
実際には何もしていないわけだから、味あわせるも何もないのだけど、そういう風にみせかけることに対しては、特別の技術を発揮していたと思います。
何かに「みせかける」ということに関しては、彼以上の技術者はいないかもしれない。


62 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/19(水) 09:36:58 ID:5aR/ls+8
小泉だけでなく、田中角栄も同じでしょ。
面白おかしく演説して、そのカリスマに踊らされただけの話


63 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/19(水) 09:39:38 ID:NA34Sdfy
>>62
それは田中角栄に失礼というもの。彼は小泉と違って民のふところを豊かにした。


64 名前:1 投稿日:2007/09/19(水) 09:53:02 id:sBrFIjFv
>>62
それはそうですね。
実を言うと、僕は田中さんと小泉さんには似たようなものを感じていたのです。
あの二人は出身も違うし、政治的な行動も正反対の行動をする人でしたが、大衆を熱狂させたということでは一致していたような気がします。
日本人はどこまでもパフォーマンス好きですね。


68 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/19(水) 10:05:45 ID:ttgoSoQr
>>59
>日本人というのはパフォーマンスが好きなのです
それはどうかな?
政治というのは古代民主制のギリシア時代から伝統的にそうだよ。
一流の演説ができることが政治家の条件。中国だってそう。
日本はその辺は後進国だったんじゃないかな
小泉がはじめて、その壁を超えた感じ

ただ国民の側の政治意識が未熟なので、新鮮に感じたんだろうし
過剰に反応してしまったのは間違いない。
貧乏人が小泉支持したなんて、まったく考えられんw
幻想の最たるものだ。


69 名前:1 投稿日:2007/09/19(水) 10:16:56 id:sBrFIjFv
>>68
小泉さんが演説が上手だったかどうかは僕にはわかりませんが、自分が正当化されているように見せかけるのは上手だったと思う。
演説というのは、所詮は演説なのだから、演説で惑わされていること自体が変だと思う。
ただ、演説というのは、演説を通じてその人の思想や人間性が見えてくるから、それを見抜くことが重要なんじゃないかな?
その技術に関しては、日本人は最高に下手だね(他の外国のことは知りません。)。


86 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2007/09/22(土) 10:39:18 ID:QcCLxZrh
衆議院小選挙区比例代表並立制になってから何年もたった今、ほぼ政党は二党に収斂されてきた。
そこでの争点とは常に「第一党の党首を首相に望むか、第二党の党首を首相に望むか」なのに、
法案の一本を争点だと言われてまんまと乗ってしまったようだ。
前回なら、小泉純一郎首相を望むか岡田克也首相を望むか。

岡田首相を望んで民主党候補に投票したんだが、実現はできなかった。

87 名前:1 投稿日:2007/09/22(土) 11:14:29 id:US9/LE6k
岡田さんは頼りなかったからね。あのときの選挙はお互いにだめだったんだけど、相対的に小泉さんのほうがよくみえたから、自民党が勝ったんだね。
ちなみに僕はあの選挙には行っていません。

小泉氏って演説上手かったのかなあ。言ってることを聞いてもなんか芝居がかってて、それほど内容に深みも感じられないし・・・・


小泉新党がどうとか言う話もあったけど、この人基本的には自民党大好きな人なんじゃないかと思う。自民党の中で「一言居士」として振舞い、世論のガス抜きをすることが存在意義の人で、党派つくるようなタイプの人とは思えない(派閥の領袖ですらない)。新党造って出て行った小沢氏とは明らかに違うんでは。総裁選には何度も出てたけど、果たして、本気で総理になれると考えていたものかどうか。


このスレに書かれていることは、分かる人には小泉政権期から分かっていたと思うのだが、未だに幻想を持っている人も少なからずいるように思える。


小泉氏のやってることは大部分はぐらかしに過ぎないのでは、と言うのは私自身こんな記事を3年前に書いた。

[04/02/05-22:14]
首相は詭弁術が得意?

http://www.2log.net/home/monasouken/archives/blog59.html

米国過激団(仮)さんの記事が面白かったので、トラックバックを試してみました。

特に優れた考察だと思ったのが、以下のくだり。

                                                                                                                                      • -

 ところで、こう言う『殆どの人が同意する前提条件を述べる事で本来の問題点を論じない』という行為は、イラク派兵問題だけではなく、他の多くの問題でも見られる気がします。
 例えば『対テロ戦争』と言う言葉ですが、テロリズム自体が悪い行為な訳で『対テロ戦争』が正義に見えるのは当然な訳です。
 だから『対テロ戦争の可否』を問う事は不毛な訳で、本当は『何でテロがおきるのか』『テロを未然に防ぐ方法は、武力以外には無いのか』という事を問うべきでは無いでしょうか。

                                                                                                                                      • -

まったくそのとおりで、僕がいまさら意見を述べる必要もないほどですが、「ほとんどの人が同意する前提条件を述べて、本来の問題点を論じない」と言う手法はある意味首相の得意中の得意の戦法であって、またそれを繰り返しただけのようにも思えます。

国内問題にしても、マスコミ受けのよさそうな「構造改革VS抵抗勢力」と言う図式を彼が極めて巧みに使っていることは明らかなわけで。

ことに、今回の場合は相手が高校生でもあり、不毛な議論で終わらせてしまえばもう首相の勝利といっても良いのでしょう。

何となく不快感が残るイラク派兵ですが、自衛隊でなくて警察官を派遣しろとか装備がどうのこうのとか、野党とのさらに不毛な議論に陥るのとどちらがよかったか、といわれるとそれも微妙なわけで。その意味では首相の詭弁術にも多少の意味があるといえるのかも知れないですが・・・。

岡田氏とか生真面目すぎて、小泉マジックの一番のカモにしか見えなかったなあ。


ただ、上記の記事でもちょっと書いたけど、小泉氏は政局や選挙には抜群に強いしマスコミ受けはいいしブッシュとは気があったので、結果的にはやってることがハマることもあったんだよなあ。


以下、苺経済板より。

経済ニュース 9 
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/1211/

425: グラタン  2007/07/02(Mon) 09:24 [ G6BAMv1Qf2 ]
それはそうと、私も無知蒙昧なドシロウトなんで(笑)、詳しい人に聞いてみたいんだけど、

量的緩和とか非不胎化介入とかは単なる手段

どころか、政策当事者もリフレをやってるって自覚すらないのにこれが一番のリフレ政策の実現に
なっちゃってるってことはないのかな。そりが正統的な「リフレ政策」ではないとしても。


私は個人的に、現在まで続く今回の「景気拡大」のきっかけは、2004年3月だかの財務省
大規模な為替介入政策がきっかけじゃないかしらと勝手な印象を持ってるんだけど、あのときの
政策意図はあくまで円高阻止であってリフレではなかった。しかしそれが日銀でなく政府主導の
大規模な金融緩和効果をもたらした、と。
ちょうど当時私はこの掲示板で「小泉は実はしたたかなリフレ派なんじゃないかね」と半分皮肉で書いてたくらいだ(笑)。。


だとすれば、正統的なリフレ政策がどうのというよりは量的緩和でも為替介入でもなんでもええから
金融緩和しちゃった方が景気にとってはよかったの?ということになるね。まあ相変わらず
デフレから脱却したとは言い切れないし、正統的リフレ政策を訴える必然性は私も断固として支持する
つもりだけど(笑)。
 

426: 名無しさんの冒険  2007/07/02(Mon) 09:37
>>425
あと5年もすれば本職からの総括があるでしょうが、「意図せざるリフレ」を
政府がやっていた可能性はあるような気がしますね。それにしても、不景気
なんてほんとロクなもんじゃない。殺気だった人は増えるし、雰囲気が
悪くなるし。

ミスター円が言うように、130円を超えると国際的な非難の的になるように
思いますからそこを超えると円買い介入をしないといけなくなるでしょうが、
130円を超えない範囲でギリギリの円安と(笑)、日銀に8月は仕方ない
ですが、そこからすこし経済統計にこけてもらって、以後利上げができなく
なれば、日本経済はデフレ脱却できると思います。

もう不景気はコリゴリですよ。好景気と教育再生で今の日本を覆うかなりの
問題は解決できるでしょう。確実に日本は良い方向に向かってますよ。

 
427: グラタン  2007/07/02(Mon) 09:56 [ G6BAMv1Qf2 ]
そりゃ、「不景気はいかん!」と力説されてもそりゃそうでしょうとしか・・・(笑)。
まあ僕はある程度の不景気の方がいいんだけどね。お姉ちゃんたちが素直になる(笑)。
いや実際のところデフレも都合がいいくらいだ。しっかし、そんな個人的な利害を忘れて
涙を飲みながらも世のため人のために「リフレ賛成!」と叫ぶところが漢だろ?(笑)

で、それはいいとして、ようは「意図せざるリフレ」に対して他の人はどう評価してるのかなと
思ってるわけで。政策当事者の日銀が事実上リフレ反対なんだから(笑)、あとはどうやって
他のパスからリフレが達成できるかちう戦術めいた話になる。小泉を皮肉ったのはそういうわけ。
あんなんでリフレが事実上達成できるんなら、国民にとって極めてどーでもええ郵政民営化のコストなんて安いもんだ。

 
428: ドラエモン  2007/07/02(Mon) 10:50 [ va4qsJNk0c ]
あれは、ジョン・テイラーが意識的に非不胎化介入によるスベンソン型デフレ脱却政策を
実行したのだというのがご本人から直接聞いた(かつ例の俺様本であるウォリアーズにも
書いてある)。だが、アメリカサイドから見ると効きすぎたらしく(笑)、その後になり
腰が引けたみたいなこともいってるので、どこまで本当かはまだわからんけどねぇ。


分かっていることは、福井氏がヤケクソで量的緩和(ただし国債買い入れ一定だから、
効果は出ないように工夫してあるw)したら、溝口さんが空前絶後の35兆円もの介入
を行ったので、当事者達の思惑がどうあれ、結果的に「リフレ」したわけね。
ただし、
高橋さんの推計では実弾は半分だったそうだけど。


で、クレディブルなコミットメントは110円以下はありえないという点だけで、デフレ
脱却はコミットしてないので、現状になったんでしょう。この点、アメリカの製造業協会
だかはよく分かっていて(w)、「日本はこの4年間びた一文も介入していないが、溝口
介入で円の上限が決まってしまったので、介入を続けているのと同じなのでけしからん」
と言ってるよ。


467: ドラエモン  2007/07/05(Thu) 18:38 [ va4qsJNk0c ]
>大規模為替介入に見られるとおり、リフレは政策、政権とは別次元で発動される

でもない。あれが実弾として機能したのは「半分」非不胎化介入だったから「かも」
しれない。だとすると、小泉氏が新総裁選出の条件に「デフレを克服する人」という
のをつけて、それが初期の福井氏を強く制約し、「なんちゃって」ではあっても量的
緩和を拡大していたから、介入は非不胎化されたわけでね。

>数年先の不況期

サブプライムローンが破裂して、中国のバブルつぶしと連鎖反応を引き起こしとか、
別に恐怖を煽る気はないけど、想像すらしないかね?まあ、僕が心配性なのかもw
 
748: 名無しさんの冒険  2007/09/13(Thu) 11:48
小泉チルドレンて馬鹿かあいつら。人気だけで乗り切ろうとするその
魂胆が気に入らないな。何が「改革の後退」だよ。改革バカワラタ。

 
749: 名無しさんの冒険  2007/09/13(Thu) 15:14
結局、経済を考えると小泉再登板待望になっちゃうアイロニー的状況だな。

小泉氏を首相に置いて好ましかったことはとりあえず政権が安定化したことと日米関係が良好だったのでドカドカ為替介入しまくれたことでしょう。


安倍氏の評価については、とりあえず辞め方は最悪。任期中の功績についてはまだ論じるのは早いでしょうね。
正直、私はイデオロギー的な話に全く興味がない「白猫だろうが黒猫だろうが鼠を取る猫が良い猫」派なので安倍首相擁護派が功績にしたがる国民投票法成立とかはかなりどうでもいいことのように感じる(国民の多数は「どうでもいい」か「あんまり右よりの人はねえ」程度の認識では。こういうことが功績の第一にあがるくらいだから参議院で大敗したんだと思う。大型の法案ならエライと言う考え方はちょっと・・・。こういう人たちが功績に挙げたがらない日中関係の改善とかの方が実質的な功績のような・・・?)


おそらく次の首相になる福田氏についてはまだよく分からない点が多い。ただ、結局小泉氏が異質だっただけで、日本の首相は基本的にこんな感じだったような気もする。問題は官房長官以外の主要閣僚の経歴がないことか。政治家デビューが遅いから、年の割りに経験値は高くないのが不安材料。


安倍氏よりは人の話を聞きそうだし、結局は周り次第だと思いますけど。