トレーダーあらし
まなめはうすさんのところで紹介されていたのだが、ゲームセンターあらしの続編として株マンガが始まるらしいです。
アルファルファモザイク:ゲームセンターあらしの続編『サラリーマントレーダーあらし』連載開始
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51080768.html
1 ほうとう屋(三重県) :2007/08/05(日) 11:17:44 ID:2opmyPsK0●
ゲームセンターあらしが復活 株トレーダーになる
毎週火曜日に首都圏で配布される無料のマンガ雑誌「コミック・ガンボ」(株式会社デジマ)で、30・31合併号(8月7日発行)より『ゲームセンターあらし』の続編『サラリーマントレーダーあらし』の新連載がスタートする。
いまや新婚サラリーマンとなった主人公・石野あらしが、スーツにネクタイを着込み(赤いインベーダーキャップは変わらず?)、株取引に挑戦する大人のための株レクチャーマンガになっているようだ。
作者のすがやみつるは、これまでも株式予想マンガ『注目株マル買指南甦える饅頭こわい?まんが版実践的株マニュアル』や、『コミック版一番わかりやすい株入門』などでお馴染み。
“炎のコマ”や“月面宙返り”といった往年の必殺ワザが、再び披露される!?
http://news.ameba.jp/2007/08/6250.php
http://news.ameba.jp/imgs/0805arashi.jpg
これを見て思いだしたのだが、ゲームセンターあらしの作者すがやみつる氏については、ジオシティーズ時代の旧サイトで言及したことがある。
モナー総研旧本家:時代の最先端を走る男・すがやみつる
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9426/column.htm#c11
さて、当サイト管理人と同年代の方なら「すがやみつる」と言う名前には聞き覚えがあるのではないだろうか?黄金期の「コロコロコミック」であのドラえもんと並ぶ看板作品「ゲームセンターあらし」を連載していたマンガ家である。
すがや氏は、ゲームのみならずコンピュータ一般についてもかなり早くから注目していた人物であり、「こんにちは!マイコン」などパソコンの入門マンガなどでも知られている。当サイト管理人も「BASIC」「パソコン通信」「ビルゲイツ」などの言葉をすがや氏のマンガで知った一人である。管理人もこれを読んでパソコンが欲しくなり、兄と一緒に「パソコン」を買ったのだがその時買ったのがセガの「SC−3000」であった。その時はセガもこれほど有名(悪名?)ではなく、「エスイージーエーのパソコン下さい」といったことは内緒である。SC-3000には「コンゴボンゴ」という明らかに「ドンキーコング」をパクったゲームがあって・・・というのはどうでもいい話なので本題に戻って。
管理人は当時まだ子供でパソコン通信をやる環境がなかったわけなのだが、すがや氏はニフティサーブのサービス開始と同時に「オートレーシングフォーラム」のシスオペとなられたようである。シスオペって何かよく分からないが、管理人のようなものか?モータースポーツにも造詣が深く、F1については日本でも第一人者だった、という話も聞く。
いずれにせよ、そのアンテナの高さには驚嘆するばかりだが、ここのコラムですがや氏について書こうと思ったのは、彼の著作による「一番わかりやすい株入門」と言うマンガを古本屋で見つけたからなのだ。
最初は「ゲームセンターあらし」のような誇大妄想気味の展開を期待していたのだが、読んでみるとなかなかきちんとした本で、すがや氏の研究熱心ぶりが伺える良書である。(証券アナリストの安田二郎氏との共同執筆なのだが)好評だったらしく、「一番わかりやすい株中級」と言う続編も出ている。中級編の最後の方で安田センセイがのたまう「人が長年株を育めばじっくりと年月をかけて保有した株が巨財となったとしてもその年月がオーナーとしての器量を育ててくれるのだ」という言葉もなかなか含蓄のあるいい言葉だ。最近は長期保有しても巨財を築けそうにないのがツライが・・・。
それにしても、すがや氏はネットバブル期に金を儲けたのだろうか?これほどネットワークに造詣が深い人ならたまたま買ってたネット株が暴騰して大儲け、と言うこともありそうなのだが・・・。
「株中級」の中でも読者からの質問として「私は数年前からニューメディア関連の株をブームに先駆けて手がけてきました。ところがこれらのブームはあっという間に尻すぼみ、持っている株の処分に困っています」というのがあるが、これに安田センセイは「マスコミひとりがはしゃぎすぎただけの話。ニューメディアもマスコミが騒がなくなった今となって現実のものとなりつつある。株は未来を先取りする形で動く。そしてしばらくするとそれらの企業の中で実際に夢を実現し収益を上げ始める会社と掛け声だけで終わってしまった会社とに分かれてくる」
今、ネットバブルが崩壊してまさにその選別の時期に入っているといえないだろうか?ヤフーやデルコンピュータなどは堅実に業績を上げてるらしいし・・・。
すがや氏は飽きっぽい性格で色々なものに手をだす人らしい。ゲームセンターあらしだって、ファミコンブームが本格化するまでじっくり続けていけばもう少し長く稼げたかもしれないのに、短期間で「強い敵のインフレーション」を起こしてしまい、アーケードの話しか出てなかった。株も飽きてしまったのか?
・・・と思ったが、どうやらネット証券時代にもきちんと本を出し続けている模様。
→http://www.m-sugaya.com/netkabu.htm
構成だけで絵は描いてないらしいが。株に勝つ必殺技とか描いてくれないものだろうか。
「水魚のポーズで、相場の動きを読んでやる!」
「エレクトリックサンダーで、東証のシステムを狂わしてやるぜ!」(←多分つかまる)
というわけで、4年前に書いた記事が今になって実現することになり、ちょっと驚いている。最後の水魚のポーズとか上記のスレ中でも言及してる人がいて、みんな考えることはおんなじだなあ、と思った。
でも、上記のように、すがやみつるは「こんにちはマイコン」とかの学習マンガでも実績があるし、株マンガも描いたことがあるので、実は必殺技でまくりの派手なマンガにならないような気もする。
「さとるんちは金持ちでいいよな」
「ははは、僕はパパの財産だけで食べてるわけじゃないよ。自分でも株で儲けてるのさ」
「株?あの八百屋で売ってるやつか?」・・・と言う感じでさとるが先生となって普通の学習マンガとして進める展開ではないかと予想。
(「こんにちはマイコン」でも「マイコンって何だ?ダイコンの親戚か?」って言ってたし)
ところで、関係ないけど「石野あらし」って1975年の有馬記念馬の名前からとったんだろうか?