新聞各紙の経済記事評価
ついでに、昔紹介した新聞各紙の経済記事についての評価スレを。これは苺からの紹介でした。
[03/10/25-16:19]
新聞各紙の経済記事評価
http://www.2log.net/home/monasouken/archives/blog12.html
01: 残暑名無しさん 2003/09/10(Wed) 11:36
苺でよく取り沙汰されている政策の評価と提言、経済の現況評価と見通し、新規ビジネスの技術・機会・環境面での話題、市場動態分析、出場している研究者・エコノミストなどからすると、どの新聞が最も優れているでしょうか?
それぞれの向き・不向きは?また、各紙委員の質はどうか。
また、雑誌の評価や海外紙の紹介など、経済メディア関係の情報をここにお寄せください。
なお、スレ立て初なので、もしかしたらルールに合わないかもしれません。
その時は平にお叱りを受ける覚悟でございます。
03: 走る名無しさん 2003/09/10(Wed) 12:39
野口悠紀夫オンライン
http://www.noguchi.co.jp/newDB/member/
>どの新聞が最も優れているでしょうか?
読売でしょう
質ということになると日経の経済教室くらいじゃないですか
海外メディアは詳しくないので他の方お願いします
またトンデモメディアスレなど参考にしてください朝日新聞 共産、北朝鮮、反米、マル経、トンデモ
毎日新聞 共産、北朝鮮、反米、マル経、トンデモ
日本経済新聞 リーマン向け 親米、ケインズ
読売新聞 一番無難 親米、ケインズ
産經新聞 株急上昇 親米、ケインズ
世界日報
東京新聞 ときどき良い
Bloomberg 速報性重視
CNN.co.jp
Wall Street Journal
ロイター 速報性重視
13: 残暑名無しさん 2003/09/17(Wed) 21:29
>>09 今日の朝日新聞加藤出がコメントを書いてましたね。
本文の方は「編集委員 西井泰之」の署名があった。で、いつものように
> しかし、ゼロ金利によって、
>淘汰されるべき企業までも生き残り、
>国債消化や借り換え債発行が簡単にできるもとで
>歳出削減などの改革も進んでいない。なんて書いてある。
淘汰されるべき企業に朝日新聞社は本当に入っていないのかな?w
17: 優勝間近名無しさん 2003/09/24(Wed) 21:19
>>15
朝日新聞24日の社説をちょこっとまとめ。
【現状認識】
『景気が悪くなると財政出動』=政官業の癒着の温存→「ようやく向きを変え始めた」【課題】
・「不良債権処理を進め、金融の機能不全を解消」(不良債権=「デフレ不況の根の一つ」)
・税制改正で企業設立を促進
・介護・教育・医療・レジャーなどの分野にて規制緩和。雇用を生み出す【国債発行】
・国と地方を合わせた政府債務は700兆円超
・財政破綻の危機が現実的になると資金逃避や高金利下の不況が起こる可能性もある
29: 優勝間近名無しさん 2003/09/28(Sun) 09:10
9月23日付け読売新聞一面コラム記事
改めて―――小泉首相へ
上 「惑溺政治」卒業を 編集委員 橋本五郎最初から最後まで「小泉流」だった。それゆえに、今回の人事には「危うさ」が付きまとって離れない。
小泉人事の特徴は「見栄え」の重視と、直前まで誰にも明かさない「秘密」にある。
それによって国民に「清新さ」を印象づけ、「驚き」を呼び起こすのである。予想だにしなかった人事に、多くの人はびっくりして一瞬息をのむ。マスコミはじめ銘々の意義付けがそのあと始まり、好意的な評価が広がる。
「選挙の顔」として国民的人気のある安倍晋三氏の幹事長起用はその象徴である。改造人事でも、一人減ったとはいえ三人の女性閣僚を起用し、全体の布陣も、世代交代を狙い、若手・中堅に重心を移した。
それは「清涼飲料水型人事」とでも呼ぶべきものだ。のど越しはさわやかだが、それだけで、本当に懸案が解決できるのか。
小泉氏の特性である自説を曲げない「こだわり」も見せた。引き続き竹中氏に経済財政相と金融相を兼務させ、交代が確実視されていた川口外相もあえて留任させた。「妥協」「変節」と批判されるのを嫌ったためだが、こだわって代えないことがむしろ「驚き」を生むことを計算していたフシさえある。
これらは小泉政権が発足して以来の一貫した手法でもある。問題はそれで大丈夫かということなのだ。
30: 優勝間近名無しさん 2003/09/28(Sun) 09:14
北朝鮮、イラク問題が突き付けている外交・安全保障上の課題の深刻さからみて、政府・与党内に説得力を持ち、外国首脳と渡り合える強力な外相が不可欠なことは誰の目にも明らかだ。
明るさが見えてきたとはいえ、経済の確実な回復のためにはより一層の柔軟な対応が求められる。竹中氏の続投でいいのか。首相には、変えないことが最善であるという頑ななまでの姿勢が見える。
小泉氏の母校である慶応義塾の創設者、福沢諭吉が最も戒めたのは「惑溺」だった。それは一心一向にこり固まる」ということだ。主著である『文明論之概略』の随所に出てくる。丸山真男氏の巧みな説明によると、こうなる。
「政治とか学問とか、教育であれ、商売であれ、なんでもかんでも、それ自身が自己目的化する。そこに全部の精神が凝集して、ほかが見えなくなってしまうということ、それが惑溺です」
(『福沢諭吉の哲学』)
ぜひ、小泉首相に一読を勧めたい。安全保障と経済という日本が直面する「二つの危機」に対し、呪縛に捕らわれることなく総力戦で臨む必要がある。
小泉政権はまもなく二年半を迎える。政権後期に入り、心すべきは着実に課題を解決することだ。
小泉手法の特徴の一つは「バイパス政治」にある。与党や政府内調整よりも諮問機関などのバイパスを重視し、実質的に政策決定するという手法だ。
31: 優勝間近名無しさん 2003/09/28(Sun) 09:14
しかし、政策は国会で法案を成立させることで初めて実行に移される。小泉改革で具体化したのは郵政の公社化だけにすぎないことを考えれば、敵を作り孤軍奮闘している姿を見せることで国民の支持を得ようとする「敵・味方」二元論の「ポピュリズム(大衆迎合)政治」から早く脱却し、改革の果実を示さなければならない。
「ヘッドホン政治」も一考すべきだ。「自分の好きな曲だけ聞いて、地方の悲痛な声を聞いていない」と、総裁選で藤井孝男氏が命名したものだ。一面の真理をついている。地方にも足を延ばし、不況にあえぐ国民の実相を見れば、首相がしばしば例にあげる「六本木ヒルズや新丸ビルのにぎわいを見てご覧。何が不況か」という言葉は出てこないだろう。首相には永田町の首相官邸と東五反田の仮公邸の往復だけで終わってほしくないのである。
37: 優勝間近名無しさん 2003/09/28(Sun) 10:14
>>36
少なくとも両者とも経済オンチなんだから、経済問題にはタッチさせない方がいいと思うがw。餅は餅屋で、自分の得意分野に特化することが最善なのに、専門外のことまで抱え込もうとするからおかしくなってしまう。小泉には小泉の得意分野があるはずだが、今はむしろ得意でない経済問題で持論に固執してしまい、そのことが問題を引き起こしている。にもかかわらず周囲は逆にそれを賛美するというグロテスクな結果になってはいないか?
113: 2003年10月19日朝日新聞朝刊 2003/10/20(Mon) 03:31
■「03年総選挙 にっぽん力(りょく)」(1面・3面)より抜粋
> モノ、カネ、ヒトが地球規模 で動く時代。生き残りをかける日本企業に国境の
> 壁はない。自動車大手3社の02年度の設備投資は、6割が海外向けだ。こうし
> た企業の「最適配置」の動きが国内産業の空洞化を招かないためには、海外から
> の投資拡大と新たなビジネスの育成が欠かせない。ところが、日本で企業を買収
> したり、工場を設けたりするために海外から投じられた直接投資の残高は、国内
> 総生産(GDP)比で1%台。欧米諸国の10から40%に、大きく後れをとって
> いる。02年の受け入れ額は全年の1.5倍の90億ドルに増えたが、それでも
> 世界全体の1%にすぎない。
> 新規ビジネスの指標 となる開業率(新規開業数が全事業所数に占める割合)
> も、99〜01年平均で3%台。10%を超す米国との格差は大きい。
> ■ ■
> 日本への投資や 新たなビジネスの拡大を阻んでいるのは、新規参入を妨げる
> 規制の壁と、古い金融システムだ。
> 野放図な景気対策の売り返しで積み上がった国と地方の借金総額は約700兆円。
> 財政への不安と、不良債権を抱えた金融機能の不全がのしかかり、個人金融資産
> は1400兆円近いのに、成長分野に回らず、海外逃避の兆しすら出ている。
> 巨額の国債発行の支え役となってきた郵貯・簡保マネーを公的部門から解き放ち、
> 成長分野に流れる方向に進められるか。郵政改革の確信は、そこにある。
114: 2003年10月19日朝日新聞朝刊 2003/10/20(Mon) 03:31
■「ダウンサイジングにっぽん 第2部」(7面)より抜粋
> 1946年に労働者を支持基盤にして誕生したペロン政権は、大衆迎合的なばら
> まき政治を続けた。その後、軍政、83年に民政に移と政権も揺れ動いたが、ば
> らまき体質は脱却できず財政破綻に伴うハイパーインフレを招く。
(中略)
> 改革を怠り、国民にはばらまきを続けたツケとして起きた経済危機。その結果、
> 将来に不安を抱く国民たちが次々と脱出していく。他人事には見えない。
116: ドラエモン 2003/10/20(Mon) 08:50
>>113-114の致命傷は、一方で直接投資(資本流入)が不足していると言いながら、その一方で
財政赤字(経常黒字、資本流出削減要因=資本流入拡大要因)も過大だという。どっちなんだ?
それとも、経常収支や直接投資の語義も時代とともに移り変わるのは当然で、経済学的な意味に
拘泥するのは馬鹿げた独りよがりなのかな?(藁
117: ドラエモン 2003/10/20(Mon) 08:59
>>116この問題は、「前川レポート」の「内需拡大、対外投資拡大」というわけわからん主張の
裏返しである。前川レポートは、積極的なマクロ政策の誤用の典型であり、小宮先生が
猛爆撃したわけだが、今度はアンチマクロ政策派が、全く同じ主張を行うこの滑稽さよ(w恥ずかしながら、前川レポートに関しては、僕も最初は正しいのではないかと思っていた訳だが
この「内需拡大、対外直接投資促進」の矛盾を見て、目が覚めた。しかし、時代とともに変わる
語義に敏感な人は(以下略
しかし、なんかネット界隈では朝日、毎日って評判よくないんだよな・・・良くあるイデオロギー的な話には私は興味ないのだが、経済関係の記事を見てもちょっと・・・?