KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

三島由紀夫の檄文(軍事)

例の愛知の立てこもり事件について、以前うちで紹介してたあさま山荘事件スレにトラックバックを頂きました。


地を這う難破船 37年間の孤独
http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20070520/1179622494


せっかくなので、これに反応して何か書こうかなあ、と思ったのですが、書きたいことはほぼ全て言及されているので、あえて私が書くこともないかな、と。


それに関連して軍事板を見てたら、なんとなく興味深いスレがみつかったのでご紹介(なので、基本的に前振りとは無関係なスレ紹介だったりする・・・。まあ、立てこもりつながりともいえるが、全然状況が違うし)


三島由紀夫の檄文
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1175424754/

1 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/01(日) 19:52:34 ID:UNO9R5z9
われわれ楯の会は、自衛隊によつて育てられ、いわば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。その恩義に報いるに、
このやうな忘恩的行為に出たのは何故であるか。かへりみれば、私は四年、学生は三年、隊内で準自衛官としての待遇を受け、
一片の打算もない教育を受け又われわれも心から自衛隊を愛し、もはや隊の柵外の日本にはない
「真の日本」をここに夢み、ここでこそ終戦後つひに知らなかつた男の涙を知つた。ここで流した我々の汗は純一であり、憂国
精神を相共にする同志として共に富士の原野を馳駆した。このことには一点の疑ひもない。われわれにとつて自衛隊は故郷であり、
生ぬるい現代日本で凛烈の気を呼吸できる唯一の場所であつた。教官、助教諸氏から受けた愛情は測り知れない。
しかもなほ、敢てこの挙に出たのは何故であるか。たとえ強弁と云はれようとも、自衛隊を愛するが故であると私は断言する。


 われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずにして末に走り、
その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。


 政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力慾、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、
日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見てゐなければならなかつた。われわれは今や自衛隊にのみ、真の日本、真の日本人、
真の武士の魂が残されてゐるのを見た。
しかも法理論的には、自衛隊違憲であることは明白であり、国の根本問題である防衛が、御都合主義の法的解釈によつてごまかされ、軍の名前を用ひない軍として、
日本人の魂の腐敗、道義の頽廃の根本原因をなして来てゐるのを見た。



3 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/01(日) 19:54:45 id:UNO9R5z9
もつとも名誉を重んずべき軍が、もつとも悪質な欺瞞の下に放置されて来たのである。自衛隊は敗戦後の国家の不名誉な十字架を負いつづけて来た。
自衛隊は国軍たりえず、建軍の本義を与へられず、警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与へられず、その忠誠の対象も明確にされなかつた。
われわれは戦後のあまりに永い日本の眠りに憤つた。自衛隊が目ざめる時こそ、日本が目ざめる時だと信じた。
自衛隊が自ら目ざめることはなしに、この眠れる日本が目ざめることはないのを信じた。
憲法改正によつて、自衛隊が建軍の本義に立ち、真の国軍となる日のために、国民として微力の限りを尽くすこと以上に大いなる責務はない、と信じた。
四年前、私はひとり志を抱いて自衛隊に入り、その翌年には楯の会を結成した。楯の会の根本理念は、ひとへに自衛隊が目ざめる時、自衛隊を国軍、
名誉ある国軍とするために、命を捨てようといふ決心にあつた。憲法改正がもはや議会制度下ではむずかしければ、治安出動こそその唯一の好機であり、
われわれは治安出動の前衛となつて命を捨て、国軍の礎石たらんとした。国体を守るのは軍隊であり、政体を守るのは警察である。政体を警察力を以て
守りきれない段階に来て、はじめて軍隊の出動によつて国体が明らかになり、軍は建軍の本義を回復するであらう。日本の軍隊の建軍の本義とは、
天皇を中心とする日本の歴史・文化・伝統を守る」ことにしか存在しないのである。国のねぢ曲がつた大本を正すといふ使命のため、
われわれは小数乍ら訓練を受け、挺身しようとしてゐたのである。


しかるに昨昭和四十四年十月二十一日に何が起こつたか。総理訪米前の大詰といふべきこのデモは圧倒的な警察力の下に不発に終わつた。
その状況を新宿で見て、私は「これで憲法は変わらない」と痛恨した。
 その日に何が起こつたか。政府は極左勢力の限界を見極め、戒厳令にも等しい警察の規制に対する一般民衆の反応を見極め、敢えて「憲法改正」といふ
火中の栗を拾はずとも、事態を収拾しうる自信を得たのである。治安出動は不要になつた。
政府は政体維持のためには、何ら憲法と抵触しない警察力だけで乗り切る自身を得、国の根本問題に対して頬つかぶりをつづける自信を得た。


4 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/01(日) 19:55:51 ID:UNO9R5z9
これで、左派勢力には憲法護持の飴玉をしゃぶらせつづけ、名を捨てて実をとる方策を固め、自ら護憲を標榜することの利点を得たのである。
名を捨てて、実をとる!政治家にとつてはそれでよからう。しかし自衛隊にとつては、致命傷であることに、政治家は気づかない筈はない。
そこでふたたび、前にもまさる偽善と隠蔽、うれしがらせとごまかしがはじまつた。
 銘記せよ!
 実はこの昭和四十四年十月二十一日といふ日は、自衛隊にとつて悲劇の日だつた。創立以来二十年に亙つて、憲法改正を待ちこがれてきた自衛隊にとつて、
決定的にその希望が裏切られ、憲法改正は政治的プログラムから除外され、相共に議會主義政黨を主張する自民党共産党が、
非議会主義的方法の可能性を晴れ晴れと払拭した日だつた。論理的に正に、その日を堺にして、それまで憲法の私生児であつた自衛隊は、
「護憲の軍隊」として認知されたのである。これ以上のパラドックスがあらうか


 われわれはこの日以後の自衛隊に一刻一刻注視した。われわれが夢みてゐたやうに、もし自衛隊に武士の魂が残つてゐるならば、どうしてこの事態を黙視しえよう。
自らを否定するものを守るとは、なんたる論理的矛盾であらう。男であれば男の矜りがどうしてこれを容認しえよう。
我慢に我慢を重ねても、守るべき最後の一線をこえれば、決然起ち上るのが男であり武士である。われわれはひたすら耳をすました。


5 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/01(日) 19:56:54 id:UNO9R5z9
 しかし自衛隊のどこからも、「自らを否定する憲法を守れ」といふ屈辱的な命令に対する、男子の声はきこえては来なかつた。
かくなる上は、自らの力を自覚して、国の論理の歪みを正すほかに道はないことがわかつてゐるのに、自衛隊は声を奪はれたカナリヤのやうに黙つたままだつた。
われわれは悲しみ、怒り、つひには憤激した。諸官は任務を与へられなければ何もできぬといふ。
しかし諸官に与へられる任務は、悲しいかな、最終的には日本から来ないのだ。シヴィリアン・コントロールは民主的軍隊の本姿である、といふ。


 しかし英米シヴィリアン・コントロールは、軍政に関する財政上のコントロールである。
日本のやうに人事権まで奪はれて去勢され、変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用されることではない。この上、政治家のうれしがらせにのり、
より深い自己欺瞞と自己冒涜の道を歩まうとする自衛隊は魂が腐つたのか。武士の魂はどこへ行つたのだ。魂の死んだ巨大な武器庫になつて、どこへ行かうとするのか。
繊維交渉に当つては自民党売国奴呼ばはりした繊維業者もあつたのに、国家百年の大計にかかはる核停条約は、
あたかもかつての五・五・三の不平等条約の再現であることが明らかであるにもかかはらず、抗議して腹を切るジェネラル一人、自衛隊からは出なかつた。


6 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/01(日) 20:02:25 ID:UNO9R5z9
沖縄返還とは何か? 本土の防衛責任とは何か?
 アメリカは真の日本の自主的軍隊が日本の国土を守ることを喜ばないのは自明である。
あと二年のうちに自主性を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるであらう。


 われわれは四年待つた。最後の一年は熱烈に待つた。もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。
 しかしあと三十分、最後の三十分待たう。
 共に起つて義のために共に死ぬのだ。


 日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊だ。
今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。それは自由でも民主主義でもない。
日本だ。われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまつた憲法に体をぶつけて死ぬ奴はゐないのか。


 もしゐれば、今からでも共に起ち、共に死なう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、
一個の男子、真の武士として蘇へることを熱望するあまり、この挙に出たのである。


7 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/01(日) 20:04:16 id:UNO9R5z9
檄文は以上で終わり


8 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 20:05:50 ID:???
で、どうしろと?


9 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 20:07:49 ID:???
当時の自衛隊員と同じく生暖かい目で見送ってやればいいんじゃない?


14 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:25:16 ID:???
この人はただ美しく死にたかっただけだよね


16 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:32:14 ID:???
>>14
そりゃそうだろ。市谷には実働部隊がないんだから、クーデターなんて最初から無理w


22 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 06:54:32 ID:???
>>16
おいおい、防衛庁移転前の市ヶ谷は方面総監部以外に32普通科連隊(現在大宮)
も駐屯していた、都内有数の実戦部隊だぞ(浅田次郎の小説を読むと彼の原隊としてよく出てくる)。
平成11年以降東部方面隊の配置はがらりと変わったから、現在の知識で当時の話を読むと混乱する。


26 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 17:50:41 ID:???
>>1

生命と魂は異なるものなんだよな〜、言われてみればそうだよな〜

やばいな〜、檄文読むといつも「理想のために死にたい」と思ってしまうw
無駄に生きて二酸化炭素とウンコを製造し続けるよりは、花火のようにパッと散りたい
願わくば、自分の死によって日本の歴史が転換点を迎えてくれたら・・・
なんて考えちゃうよ


27 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 19:06:08 ID:???
>>26
説いた本人は理想を遂げることなく、絶望のうちにに切腹
賛同してくれると信じていた自衛隊に裏切られちゃったからね。
妄想もここまで行くとひどいよ。

理想のために死ぬのではなく
理想のために生きてください


29 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 20:40:46 ID:???
つーか、三島の声が小さいのと周りがうるさいので何言ってるのか聞こえなかったって話だ。
日本刀持ってくる前にまず拡声器用意しろと。



33 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 21:31:21 ID:???
三島の構想だとアメが出ていって足りなくなった分は民兵で補うって話だったな。
徴兵制ならまだしも、民兵って(笑)


34 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 21:36:49 ID:???
いきなりゲリラ戦想定かよ。
憲法九条は捨てても専守防衛は捨てないつもりだったのかな。


35 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22:03:51 ID:???
この「檄文」や「英霊の聲」、
あるいは「若きサムライたちのために」といった類の
アジデーターとしての三島の文章を有難がる手合いに限って
文学者としての三島が書いた「仮面の告白」なんぞ一度も読んだことがないか、
読んだとしても字面を目で追っただけで、
文章の本当の意味等考えもしないんだろうよ。

大蔵官僚崩れの青白いエリート平岡公威(言うまでも無く三島の本名な)にとって
マッチョイズムの権化のような"三島由紀夫"とその言動は
結局仮面に過ぎなかった ということだ。

まぁここは文学論や文士の行き方を語るのが目的の板ではないから、
板に相応しく結論付けてやるとだな、
あんなもん頭でっかちの国士系軍ヲタのオナニーのズリネタでしかない。


36 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22:11:30 ID:???
才能に左右されるボクシングに挫折して、真面目に続ければ必ず結果の出る
ボディビルを選んだ程度のマッチョイズムこそ「平岡公威」らしい選択だと思うが。


37 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22:19:44 ID:???
つーか平岡公威少年は確かに体は弱かったけど、
決して卑屈な子供じゃなかったらしいよ。

平岡公威=脆弱なボンボン
三島由紀夫=その脆弱なボンボンが産み出した理想像

なんてステロタイプはどうかと思う。


38 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22:22:23 ID:???
だからこそ「仮面」なんだろうよ。
その目的も言うに事欠いて「切腹の似合う体を作る」だからなw


39 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22:27:35 ID:???
仮面と言うより自己演出だろ。
当時の文士にはよくある話。
別に三島に限った事じゃない。


41 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22:32:05 ID:???
>>39
だからベクトルが逆な大江健三郎井上ひさし辺りも含め
文士の政治論など所詮本人のオナニーでしかなく、
真に受けたり賛同する程馬鹿馬鹿しいって訳だ。


58 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/02(月) 23:41:50 ID:3VyhahWB
暴走の果ての死に意味を見い出せないようで、よく文学を語れるなぁと感心しました。


59 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 23:42:32 ID:???
だってここは文学を語る板じゃねぇじゃん。


60 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/04/02(月) 23:43:28 ID:3VyhahWB
なるほど。


61 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 23:43:45 ID:???
>>59
結論が出たぞw


64 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 23:48:54 ID:???
あんまり詳しくないんだが、三島由紀夫の自主防衛論もアメリカの代わりに国連軍に守ってもらう専守防衛構想だったと聞いたことあるな。


65 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/02(月) 23:52:47 ID:???
国連軍=米軍なんだからそれじゃ現状維持にしかならないな。


70 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 00:20:46 ID:???
1、決起を呼び掛けるなら昼時は避けよう

2、アジるなら拡声器を忘れずに

3、なるべく人質は取らないようにしよう。


以上が三島由紀夫が僕たちに残してくれた教訓です。


71 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 00:55:04 ID:???
何より、手段が間違っている。
民主国家には民主国家の手続きがある。


72 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 10:25:54 ID:???
チョビ髭伍長みたくやるのですか?


83 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 21:53:44 ID:???
しかし、あんな服着て恥ずかしくないのかよ


85 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 21:59:06 ID:???
>>83
サイボーグ009のコスプレにしかみえんわな


90 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/05(木) 23:22:07 ID:???
そうだな、私財を投じてチハのひとつも持って市ヶ谷に乗り込んでたら、クーデターとしては成立してたかもな
衣装代になっちゃったからな〜

確かに見栄えはいいんだけどw


92 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/07(土) 01:35:02 ID:???
三島は天才なのか馬鹿なのか、簡単に計れる男ではない。
馬鹿ではあるものの、あれに育てられた優秀な日本人もいるし
影響された政治家も多い。
少々遊びすぎなうえ、情に流されて潰れた面もあるが、
一思想家としては過小評価するべきものではない。

もちろん過大評価すべきものでもない。

一人の愛すべき馬鹿だったということだろう。


103 名前:同じく転載:キルロイ ◆dtIofpVHHg [] 投稿日:2007/04/11(水) 00:36:41 id:BcX/UVmW◆檄文だかってのを読んで考えたこと。
>総理訪米前の大詰ともいうべきこのデモは、圧倒的な警察力の下に不発に終った。その
>状況を新宿で見て、私は、「これで憲法は変らない」と痛恨した。
>その日に何が起ったか。政府は極左勢力の限界を見極め、
極左勢力によるデモが、警察を圧倒してほしかったのですか?


>敢て「憲法改正」という火中の栗を拾はずとも、事態を収拾しうる自信を得たのである。
>治安出動は不用になった。
治安出動が起こって欲しかったのですか?
まさか自衛隊の治安出動は違法とか不可能だと思っているの?自衛隊法に治安出動関連の
条項がちゃんと存在します。

これに従えば、合法的に自衛隊の治安出動は可能です。
治安出動なら九条にすら抵触しないと思いますが。なんで憲法改正


>守るべき最後の一線をこえれば、決然起ち上るのが男であり武士である。
>屈辱的な命令に対する、男子の声はきこえては来なかった。
>一個の男子、真の武士として
「屈辱的な命令」って?8人の同僚を負傷させたキチガイの話を聞けって事?
今どき武士なんていません、「陸士」なら佃煮にする程居ますけど。


>諸官に与えられる任務は、悲しいかな、最終的には日本からは来ないのだ。
防衛力により、未然に有事を防ぐのも、重要な任務ですが。
与えられる任務が「来ない」のが「悲しい」理由が解りません。
何より『自衛隊法76〜95条』を知らないの??
三島事件の後に追加された項目も有るが)


>自らを否定するものを守るとは、何たる論理的矛盾であろう。
>より深い自己欺瞞と自己冒涜の道を歩まうとする自衛隊は魂が腐ったのか。
自らを否定するものを含めて日本を守るのが、自衛隊の任務です、というか、


自衛隊を否定しているのはあなた達じゃないですか!(永田@民主党の口調で)

107 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/11(水) 19:16:44 ID:???
よーするに、戦略シミュレーションゲームのやり過ぎか、
箱庭みたいなダイオラマ(笑)の作り過ぎか、
架空戦記小説の読み過ぎみたいな精神構造の厨房が、
精一杯難解な語句で、
妄想を垂れ流して自衛隊&国民の皆さんから失笑を買っただけ。
って事でOK?


108 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/11(水) 19:36:12 ID:???
>>107
自害した直後の昼休み
自衛隊員の人たちがバレーボールに興じているのにはたまげたが
失笑どころか全く意に介していないとも受け取れる


113 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/11(水) 23:42:14 ID:???
自衛隊員は学が無くて三島を知らなかったのオチ


114 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/13(金) 11:11:55 ID:???
>>113
だな
出世街道から外された幹部の前だけでこれをやれば効果的だったろうな


118 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/04/14(土) 21:12:17 ID:???
自決するまでは耽美的な作品は一部の文学好きにしか知られてなかった。
常に派手なパフォーマンスで話題を集めていたので変わり者の流行作家と思われていた。
自衛隊員は本人の顔も名前も知る由も無い。
また、三島が篭城したせいで飯時に食事が食えなかった自衛隊員は気が立っていた。

でも、自決するとすぐに三島由紀夫文学全集がベストセラーになった。
こんな感じ。


127 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/01(火) 00:40:30 ID:???
三島って自分の美学に殉じた形で、森田必勝と心中したかっただけじゃないの?


128 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/01(火) 00:50:37 ID:???
>>127
なるほど、その手があったか!


129 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/01(火) 01:01:55 ID:???
>>128
というか、我が家ではこの解釈がデフォだった。
三島ほどの頭脳の持ち主が、あんな方法で自衛隊の決起を促せると信じていたとも思えず、
はじめから自衛隊に袖にされて自決することで、自己の有終の美を簡潔するつもりであったろうと。
その時にアッー!仲間の森田とともに散るのは、三島のエロスのあり方から言ってあり得る。


131 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/01(火) 01:21:34 ID:???
後期の三島の作品は破滅の美学が中心だ。
自分の行動に酔う相当なナルシストだった事も事実。


137 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/01(火) 03:30:17 ID:???
なお、三島の小説「金閣寺」は抽象美に魂を奪われて、ついに幻想と心中する主人公の悲劇を描いている。
本人も軍人の忠誠心や義などの建前の美しさに魂を奪われて、ついに心中してしまった。
この辺は市ケ谷の生活感たっぷりの自衛隊員に判るはずもない。


145 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/06(日) 00:37:18 ID:???
>>144
途上国について、
民主化する過程で軍事独裁政権が発生することは必ずしもマイナスにはならない
治安を維持し、政情を安定させることは、経済成長を促す上で欠くことの出来ない要件だ

日本の当時の時代背景を考えて見ろ

学生運動の最盛期で、全国的にテロやリンチ殺人が横行してた時期だぞ
路線バスがいくつも放火されたり、航空機や船舶がハイジャックされたり
調子に乗った左翼の所為で「このままじゃ日本が壊れる」ってくらい治安が
乱れていたんだぜ

三島の呼びかけでクーデターが成立しちゃったら、それはそれでちょっと情けないけど
主権国家として国軍の産声を上げるには悪くないチャンスだったと思う



146 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/06(日) 01:00:33 ID:???
>学生運動の最盛期で、全国的にテロやリンチ殺人が横行してた時期だぞ
>路線バスがいくつも放火されたり、航空機や船舶がハイジャックされたり
>調子に乗った左翼の所為で「このままじゃ日本が壊れる」ってくらい治安が
>乱れていたんだぜ
内ゲバの多発や爆弾闘争、連合/日本赤軍が出てくるのはその後だよ。
当時の治安の乱れもあくまでも大学や街頭での局地的なもの。

治安出動の名目を得るなら学生運動が衰退して過激化した頃の方が現実的だったかもね。

もちろん、三島由紀夫は有名な作家なので文学板にもいくつかスレがあるのだが、個人的には軍板のスレの方が面白かったりする。
文学板のスレは、本当に読み込んでいる人たちの集まりなので正直ついていけない。)


三島由紀夫の最高傑作は?(文学)
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1162812986/

72 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2006/11/26(日) 09:49:29
三島の最高傑作?

そりゃ劇的な幕切れで終わった彼の生涯だろ。


81 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2006/11/28(火) 23:24:29
三島由紀夫の最高傑作は「三島由紀夫」本人


82 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2006/11/29(水) 06:28:26
そうだね。
ペンネームも含めて(本名は平岡公威)その生涯において三島由紀夫
演じる事に費やした作家だったな。