らもチチ私の半生/現代思想の遭難者たち
- 作者: 中島らも,チチ松村
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/02
- メディア: 単行本
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青春篇も面白かったけど、中年篇も面白いです。時期的には、「矢沢永吉を見て会社を辞めた」前後から成功するまで。
中島らもが会社を辞めた28くらいの時期は、私の中でも「ジャンプできる最後の時期」と言うイメージがあって、その時に
色々考えたが、結局会社は辞めずに引っ越すことでお茶を濁した。その頃の考えは旧本家でも書いた。多分それはそれで間違ってはいなかったと思っているが、この分だともうこれ以上の大きい変化はなさそうだなあ、と言う気がする。(少し前までは私個人でなく会社全体としてかなり揺れてたんだが・・・)
躁うつ病関係のかなりすごい話も載っていて面白いです。
中島らもの話だけでなく、チチ松村の話もかなり面白くて、特にクラゲの話が良い。
三十五歳にして、やっぱりおれの師匠はクラゲやなと。
この"クラゲ師匠"に色々学ぶべきものは多いんとちゃうかなと。それなら今まで迷惑をかけてた人も、あまりにも僕の流され方がきれいやったら許してくれるんやないかなと。
それで、くらげに来てもらう段取りを始めたわけ、見た瞬間から。
それまで僕の中には、やる気とか努力とか言う言葉がなかったんですよ、おじいさんに憧れてたから。
おじいさんとかはあまり闘わへんでしょ(笑)
見ている人にも気分よく流されるのってなかなか難しいですよね。
昔、池袋のサンシャイン水族館でくらげが泳いでいるのを見て、その美しさに見とれて連れに急かされたことがあるので、この気持ちはなんとなく分かる気がするのです。
また、暇な時に見に行きたいけど、30代の男がああいうところに一人で行くのはどうも行きづらい・・・・行けないことはないんですがね。
- 作者: いしいひさいち
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
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マンガは面白いけど、結局現代思想のことは良くわかりませんでした。
こういう話に興味はあるけど、どうも理解がついていかない。