KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

天才は存在するのだろうか(哲学)

天才は存在するのだろうか
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1119588845/


唐沢俊一が「『天才』と呼ばれるのは王道を行っている人間であって、ヒネクレタ仕事をしている人間は『奇才』『鬼才』と呼ばれる」などという事を書いていたことを思い出した。これは文学・芸術・エンタテインメントの世界の話かと思うが、こういう世界では独創性が重視されるので(表向き重視される割に・・・と言う批判はとりあえず置いといて)「秀才」と言う言葉はむしろ蔑称として用いられるようなイメージがある。

3 名前:バカボンパパ 投稿日:2005/06/25(土) 22:44:15
天才は存在するのだ。
これでいいのだ。


19 名前:考える名無しさん 投稿日:2005/07/13(水) 20:17:
34
未だ天才に出会ったことがない
秀才は学校に一人二人いるよな


32 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2005/08/13(土) 18:13:43
ウィゲンシュタインがまさに天才の典型
妄想的思考力のみが極度にあり、誰も見えないところが見える。
芸術的才能もあったが、
これら以外の能力は、普通以下のものが多かった。
学力もたいしたことはなかった。
気に入らないことがあると、すぐ暴れたりした。
自分の思考が強すぎて、多くの哲学書が理解できなかったそうだ。カントも他人の思想を理解するのがにがてだったとか。
彼はアスペルガー症候群の可能性が高いらしい。


134 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2006/02/09(木) 19:58:40
分野ごとの
評価も違うよね。
想像力がメインで技術的には超絶でもない人でも天才といわれる分野
もあったり、技術的に神業レベルの人が天才と言われる分野もあったり。


135 名前:りくーつ・こねりー[sage] 投稿日:2006/02/09(木) 20:42:33
そんな感じがするね、確かに
外科医は技術がないと患者としては嫌だし、
外科医療の研究だったら想像力がないと駄目そうだし
その分野に適合した天賦の才がある人を天才というのかなあ

「天才」と言うか、「天才肌」と言うと大体下の例のようなイメージだろうか?

155 名前:考える名無しさん 投稿日:2006/03/07(火) 23:48:27
職場に天才?かどうか分からないが、変な女がバイトとして入ってきた。
欠点と長所の落差が激しすぎる。

長所は主に仕事面で、何をやらせても他の奴の何倍も効率がいい。
与えた仕事を終わらせる為に、彼女独自の発想で、最短コースを選択しているように見える。

・データ入力を、バイト5人にやらせたら、他の奴が2時間かかったものを、彼女だけ
1時間以内で仕上げた上、ミスは全くなし。
文字を打つスピードが速いというわけではなく、むしろほとんど手は動かしていなかった。

・電話受信業務をさせたら、計6時間で彼女が受信した受電本数は、他の奴の2倍以上。
対応が悪いというわけではなく、敬語をきっちり使い、やや早口で、丁寧に客をさばいている。
普段のコミュニケーション能力の低さが信じられないほど、電話では雄弁でしっかりした印象。

・電話による顧客獲得営業をさせても、やはり彼女トップで、他の奴の5倍獲得した。
上記のしっかりしたトークと、営業をかけるタイミング、駆け引きも出来るようだ。


彼女は、ぼ〜っとした雰囲気で、かなり挙動不審。遅刻や無断欠勤しても平気な様子
で、さらに普段は人とコミュニケーション取れないので浮いた存在。話しかけても
返答はトンチンカンな時が多い。
最初、数人同時にバイト研修をした時は、いかにも馬鹿そうだったので「こいつ使えない」
と思い、理由をつけてクビにしようと考えていたが、仕事をさせると印象が全く違った。

彼女は良い物を持っているし、仕事面で評価している。これからもバイトとして続けて
ほしいと思うが、彼女の同年代の他のバイトの奴らが団結して、彼女を陰湿に叩いて
いる様子で、彼女の方から辞めてしまうかも知れない。
彼女の不器用であるからこそ持ち得る能力と、集団との関係とのバランスが難しい。

こいつは天才なのか?それとも単にIQの高い凡人なのか?


190 名前:考える名無しさん 投稿日:2006/03/12(日) 12:19:12
>>155を書いた者です。彼女の観察はまだ続いています。

仕事で昨日、バイト達にパソコンで図面を書かせました。
まず30分で操作方法を簡単に教え、その後は独自に任せて書かせました。
俺は後ろから、気付かれないように、そっと例のADHDと思われる彼女の
画面を観察しました。

他の奴は、教えた範囲内の操作方法で、一本一本の線を、地道に描いて完成
させていくのに対し、彼女は最初からは図を描かず、画面で遊ぶような調子で、
教えた操作を確認したり、コマンドを闇雲に試したりしているだけでした。
15分程そうやって遊んだ後、図を描き始めたのですが、凄く斬新な描き方でした。
普通は地道に描いていく線を、コマンドをいくつか掛け合わせて、一瞬で一気に
書き上げ、さらには教えていない裏コマンドまで使い、図形の反転を計算して組合せ
、同じ操作の繰返しが必要な箇所も、最低限の操作で完成させ、今回も他のバイト8人
が平均5時間かけて1枚書く図面を、彼女だけは1時間で終わらせました。

図面を書くソフトは、会社独自のCADソフトなので、出回っているわけではなく、
彼女も初めて操作のはずです。

彼女だけ午前で終わってしまったので、仕方なく別の仕事を与えたのですが、他の
バイト連中が昼休みに、「あの女、絶対にキチガイ」「キモーい」とか彼女に聞こえる
ように言ってました。
やはり、一人だけ仕事の取り組み方が異質だと、他の連中との足並みが悪くなり、また
その連中が自身で無能だと感じたり、やる気をなくす可能性もある。
彼女は一般的な職場に向いていないかも知れない。


191 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2006/03/12(日) 12:30:54
>>190を書いた者ですが、
彼女は、天才というのとは、ちょと違うかも知れない。
無駄を省いて、常に最短コースを目指しているように思える。
やはり、単にIQの高い人だろうか?
アスペルガーとかADHDとかの定義も曖昧で、当てはまるのかどうか
分からないが、彼女に興味がわいてしまったので、何でもいいから
知りたいと思う。

「単にIQが高い」時点で凡人とは言いにくい気もするが。優秀なことは間違いないですね。

244 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/15(水) 00:16:54
天才という称号で呼ばれるためには、
偉大な業績に加えて、天才にふさわしいイメージも必要だと思う。

天才って言葉は、自分たちふつうの人間とは違うとか、
努力ではどうにも及ばないって意味で使われると思うので、
成果を出すのが特別に年若かったとか、特異な能力の持ち主だとか、
あとは変人エピソードとかの付加価値も必要だと思う。

早熟であるのは生まれつきだから、天からの才だと思うだろうし、
特異な能力は、努力では及ばない超人というイメージを喚起するし、
変人エピソードは、普通の人とは違うんだってことを納得させる。

もちろん結果を出さなければ評価の対象にはならないわけだから、
誰にも真似できない業績を残すことが天才の絶対条件だろうけど、
天才と呼ばれるためには、歴史に名を残す偉大な業績に加えて、
天才肌っていうイメージも必要だと、僕は思う。


245 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/15(水) 00:55:53
イチローとか?
いま日本で「イチローは天才だと思いますか」とインタビューされて
カメラの前で「いいえ」と答えられる人が何人いるだろう


283 名前:考える名無しさん 投稿日:2006/03/17(金) 23:52:12
天才の意味を辞書で調べてみた。

「生まれつき備わっている、きわめてすぐれた才能。また、その持ち主」

だとさ。

やっぱ生まれつきなんだ・・・。
自分が天才かどうか、見分ける方法は?


371 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/25(土) 20:35:11
スポーツでの業績は技術や記録を他の人たちと競うものだから、
他の人より上か下かで評価されるのは仕方ないと思うけど、
でもスポーツで天才と呼ばれる人は、業績だけではないように思う。
たとえば「世界の王貞治」ってのはよく聞くけど、
「天才・王貞治」ってのを僕は聞いたことない。

スポーツの天才プレーヤーって、どこかプレーに癖があるとか、
多少の欠点があるけど一部だけ飛び抜けて優秀とかじゃなくて、
総合的に群を抜いて優れてて欠点がなく、それでいて人々を魅了する
ような華麗なプレーを見せてくれる人って感じがする。

マラドーナの動きは見るからに超人だし、イチローのフォームは
確かに少し変わってるけど、テニスのラケットで軽く打つみたいで
とても自然で絵になるように華麗。
もちろん、どちらも偉大な業績を残してる。

スポーツの天才プレーヤーって、偉大な業績や記録は絶対条件だけど、
でもそれだけでは十分ではなくて、たとえば魅せるプレーをしてくれる
っていうような条件も必要なんじゃないかなと思う。
まあ学問でも偉大な哲学者カント先生を天才とは呼ばないけど・・・


485 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 19:44:49
最近、若い人と話していると、自分は天才だと思いこもうと
している人もいますし、そう公言する人もいます。
学生たちのなかにも「俺は天才だ! 天下をとってやる」と
レポートに書く者もいますが、その前に「頼むから天下より
先に単位を取ってくれ」と声をかけたくなるほど、具体的な工夫、
具体的な努力に欠けています。具体的な努力をしないことを、
天才の指標としたがる人が多いことがこんな身近な例からもよくわかります。
天才願望というのは、天才たちから具体的な工夫を
盗むことを抜きにしてしまうと、非常に不毛なものになってしまいます。
また、狂気と天才を結びつけて考えようとする傾向も強いようですが、
私はその考え方には基本的に反対です。天才も人間ですから
多少おかしな所もあるでしょう。あるいは狂気を持っていることがあるかもしれません。
だからといって狂気が天才の特徴ではありません。
逆に、非常に明晰な上達の意識を持っているからこそ、天才になりえたのです。

斎藤孝は賢いよ。まさにその通り。


515 名前:考える名無しさん 投稿日:2006/05/30(火) 11:00:41
皆は、「天才はなぜ生まれるか」ちくま新書 正高信男著
を読んだだろうか?
昨日読んだが、非常に興味深かった。

この本によると、天才には池沼(学習障害)が多いらしい。
平均よりも劣った能力があるからこそ、それを代償しようと他の能力が
桁外れに発揮される。その結果が天才だとさ。
ただ池沼といっても、全般に渡って知能程度が低いのは単なる馬鹿で、
天才になり得るには、ある特定の部分だけが劣っている人間が一番可能性が
高いらしい。しかし能力バランスの取れてない人間=変人が、天才に化ける
には、それなりの背景・舞台が必要なので、その環境も揃ったほんの一握りの
人間の中で、結果を出せた者だけが、天才としての称号を与えられるらしい。


516 名前:考える名無しさん 投稿日:2006/05/30(火) 11:40:05
バッハ 、ダビンチ  弘法大師などは、伝記を読んでもとりたてて
劣ってる部分がない様で…

そんな天才もいるということですね。

517 名前:515 投稿日:2006/05/30(火) 11:55:11
>>516
515で紹介した本に書いてあったが、ダビンチも学習障害があったらしい。

記憶機能に障害があり、短い単語でさえ、自分の頭の中に留めて置くこと
が出来ず、その為に計算や読書きにも支障があった。
常にメモを取り続けなければならなかったが、その障害があったからこそ、
別機能である視覚感受性が突出したものになったらしい。


676 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2006/06/20(火) 23:39:43
ネット上のブログで読んだ女の人の話だが、

その女性は小学生の頃、IQが異常に高く神童扱いされ、特別な授業
プログラムを受けていたらしい。
(例えば、小学生で高校生の問題を解くような・・・)。
しかしIQは高くても精神は小学生なので、その圧迫に耐えられなく
なり鬱になったそうな。

そして今は22歳位だが、ひきこもりになり、リストカットの傷跡画像
や、自分の裸画像、独特の文体で解読の難しい鬱日記、奇妙な詩を、
リアルタイムでブログにて、毎日展開している。

こっちは、その女性を直接知らず、たまたまブログを見つけたので、時々
チェックしているが、何だかヤバそうな奴という印象しか受けない。

これが、天才の最悪の末路なのか?


679 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/21(水) 04:17:06
そういう天才だと思われたいために奇行を演じる奴は
世の中に結構いるし、ありきたりでつまらない。

「天才」と言うと奇行とセットになってないと気がすまない人とか、普通に成功している人に対して「あれはせいぜい秀才どまり」と言いたがる人も多いような気がします。

何かに秀でた能力を示したとして、その差異が他の人と並外れて大きければ天才と言っても良いのではないでしょうかね。スポーツの世界なんかだと「天才」と「努力家」の対比が良く用いられるけど、すぐれた才能が必死に努力してようやく到達できるのがいわゆる一流の世界と言うものでしょうし、あんまりきっちりと分けられるものでもないのでは。

まあ、「天才」と呼ばれるくらいならそれほど難しくないのかもしれませんが、「天才」で居続けることはかなり難しいのだろうなあ、と。