戦争論理学・ダンドリ仕事術
- 作者: 三浦俊彦
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者自身があとがきで述べているように、不愉快な本である。原爆投下の意義を肯定的にとらえる視点を検証しているわけだから、感情論でいえば普通に不快感を感じる人が大多数になるだろう。
ただ、アメリカ人から見れば本書のような視点を持つ人が多くなるんだろうし、その視点の論理的根拠を理解することは意義があると思う。
また、著者の目的は原爆投下を肯定することそのものではなく、投下にいたる背景を検証し、原爆投下と言う理不尽な決定すら正当化し得るほどの戦争の惨禍が巻き起こされたのはなぜか、ということに対する議論が深められることであると考えられる。感情的な印象でこうした議論を一切封殺することは、将来的には望ましくないことではないだろうか。「天国に至る道は、地獄に至る道を熟知することである」と言うマキャベリの名言もあることだし。
あとがきより。
戦争論理学のシミュレーション結果は、私自身にとってかなり不愉快なものとなった。原爆投下は正しかった、と言う結論に限りなく近づいてしまったからである。
(中略)
本書を手がかりに、政治的と言うより論理的な熟考がなされ、第二次大戦論から世界平和論へと有意義な展開が生じてほしいと思う。
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まあ、参考になる本ではあった。段取り力も一つのスキルとしてとらえた方がいいんだろうと思った。意識して行動に移せば向上するんだろう。