KJ-monasouken’s diary

昔「モナー総研」と言うスレ紹介ブログやってた人のブログ。いまはTwitterの活動がメイン。

時計じかけのオレンジをあの口調で語るスレ(映画作品・人)


キューブリックつながりその1。(なぜかちゃぶろもwwwの方は落ちてないっぽい)

[04/03/11-23:08]
時計じかけのオレンジをあの口調で語るスレ(映画作品・人)
http://www.2log.net/home/monasouken/archives/blog90.html

1 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/05/02 00:19 ID:Pj2lR6zG
ハイ! ハイ! ゼアー!
ホラーショーなドルーグやデボチカをお待ちしています。
それではガリバーが痛むのでまた後ほど。


20 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/05/03 11:03 id:N0nkTQ11

( ・∀・)⊃トルチョック


21 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/05/03 18:14 ID:pZhJZyhg
>>1はヤーブロッコアホ。


88 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/05/12 12:46 id:nXkQBqoK
ドルーグ(ドルーギー) 仲間、友達
ラズードックス 心を集中させる、精神統一させる
ミルク・プラス ミルク割り
ベロセット 麻薬の種類
シンセメスク 〃
ドレンクロム 〃
超暴力(アルトラ) 暴行、リンチ
カッター銭 お金
イン・アウト セックス
デボチカ(プティッツァ) 女の子、女
マルチック(チェロベック) 男の子、男
ヤーブル 金玉 睾丸
ホラーショー 最高、面白い
ガティワッツ 腹
フィリー もてあそぶ
サプライズ訪問 奇襲訪問
ビディー 見る
グブリ話 ふざけ話し
マレンキー ちいさな
常識ドゥーグ 常識、モラル
ボルシー 凄い、でかい、えらい
ヤーブロッコ 睾丸野郎
ノズ ナイフ
ブリツバ かみそり
トルチョーク(トルチョック) 殴る、押す
ドゥービドゥーブ 分かった 了解した
スパチカねんね 睡眠
ライティ・ライト(ライト・ライト・ライト) OK
スルーシュ 調べ


89 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/05/12 12:47 id:nXkQBqoK
ガリバー痛 頭痛
チャイ 紅茶
ミリセント おまわり、警察
ウォーブル 音楽
ナイフィー・モロコ ナイフ入りミルク
アピ・ポリ・ロジー すみ・すみ・すまねえ
クラスト 盗む、窃盗
ルッカフル涙 一握り、すずめの涙
ポリー 大金
ルーピー 愚か者
オムニ 賢い者
ボッグ 神
タッシュトゥック ハンカチ
クルービー 血
ネームカ おいぼれ
スタージャ 刑務所
プレストゥプニク 犯罪人
ボルシャイ でかい、大きい
ヤボーディ ユダヤ
シニー 映画館、映画
リドロック まばたき封じの機械、装置、道具
スルージー 満喫、楽しんだ
スメック ニヤリ(笑う)
ヤジック 舌
ボニー 汚く臭い


90 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/05/12 12:50 id:nXkQBqoK
ウンチング 食べる
ルッカー 腕
ガラジー その目
マスキー 仮面マスク
エッギウェグ 卵
ステーキウィーク ステーキ


95 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/05/12 22:12 id:DxE7/WuN
>>88-90
おちかれ。ロシア語がベースになってるんだよね。


180 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/05/25 01:09 id:ZSDxfPzB
関係ない話で揉めてる香具師には
ルドヴィコ療法しかあるまい。
ライティライ?


181 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/05/25 01:17 id:ydGfYdBP
ライ!


208 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/05/31 06:06 ID:nEOsMLMT
原作通りよん。
近未来はソ連が世界を仕切り、ロシア語がナイスな言葉として流行語になるっていう設定じゃないかと思う。
日本でも開国以来カタカナの外来語が氾濫し続けてるのと一緒。
ま、予想は大ハズレだったけどね。ライティライ?


209 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/05/31 07:16 id:KBO1ZEpC
>>208ホラーショー! 2ちゃん語のハシリということだな。


248 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/07/15 00:53 ID:4LRMpK6R
>247
あの映画は映像に価値があるね
俺は始めてみたときは衝撃的だったよ 30年位前の映画なのにぜんぜん古ぼけていないし新鮮だった(DVDだったからか?)
特にラストシーンなんかハラショー
予告編の映像もヤムヤムヤム
キューブリックが何故有名なのか判ったね 『2001年〜』とか『シャイニング』とかじゃ理解できなかったが・・・
  

映画中に掛かってたベートーベンのNO.9の指揮者判る人いたら教えて


284 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/07/25 09:58 id:ZGWDitNh
人格更生処理を受けたアレックスが家を追い出される。川べりでたたずむシーン、確かにここは現実が入り込んでいて、奇異な感じを受ける。
ここから映画は神話的な様相を帯びる。前半の非道に関する手痛いしっぺ返しを受ける進行が寓話的。
ホームレスの反撃、警官になった悪友からのリンチ、そしてかって乱入狼藉の限りをつくした作家のHOMEにたどり着く。
あきらかに仕組まれた物語進行である。作家からのベートーベンによる拷問、自殺企図は失敗する。
この進行の中で違和感が一つ生じる。作家の家で目にタオルを当ててバスタブに仰向けになって安逸感の鼻歌が『雨に歌えば』なのだ。
この歌を口ずさんでもアレックスは平気なのか。吐き気は起きないのか。前半のもっとも衝撃的な暴力シーンの主題歌ではないか。



285 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/07/25 09:59 ID:ZGWDitNh
自殺に失敗したアレックスが受ける心理テスト。いかにもの精神科医が出てきて、こういう細部の設定にキューブリックの監督としての力量が遺憾なく発揮されている。
この心理テストは攻撃性の方向を確認するテストである。葛藤情況を示してその反応によって被験者の攻撃性が、自罰・他罰・中立の3つのカテゴリーのどこにあるかを判断する。
アレックスの反応はいずれも他罰的なものだった。彼の攻撃性はまったく変わっていないのだ。ただ発露が封じ込められただけなのである。

それならば後半の「雨に歌えば」のシーンも納得する。彼の内部には以前として止みがたい暴力への傾斜が生きている。
そこに政治的な情況が加わる。聡明なアレックスはそのことを十分理解している。人気挽回を図る政治家から肉を食べてさせてもらうアレックス。
私はここに自分の立場を利用して政治屋にも君臨しようとするアレックスのしたたかな悪意を見た。あきらかにあごで政治屋を使って肉を口に運ばせているではないか。
そしてオーディオセットのプレゼント。大音量の中でもカメラマンを前に笑って見せる。アレックスは自殺から復活したしたことによって、暴力抑制の機構がはずれたのではないだろうか。
そんなことを思わせるラストである。

映画によって人間存在を探求するキューブリックの技量が衝撃的に示された秀作である。
傑作と呼びにくいのは、やはり倫理的な解決を示して欲しいからだ。
冒頭ベートーベンの第9の旋律にまじって、ベルリオーズ幻想交響曲の1節が挿入されている。
断頭台への行進である。キューブリックはこの曲がお好みと見える。
シャイニング冒頭、走行する車の俯瞰シーンでも使っていた。ここにシニカルな知識人の判断をかいま見ることができる。
映像としてそこのところをきちんとしめして欲しかった。ともかく20世紀を代表する映画であることは間違いないと思われる。


293 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:03/07/27 01:28 ID:8RRTIdC4
ハイハイハイ、親愛なる>>285。「幻想交響曲の一節」ってのは、正確に言うとグレゴリオ聖歌の「怒りの日」の事だな。
ベルリオーズのオリジナルじゃないし、リストやマーラーも引用してるよブラザー。
(しかし「冒頭の第九」も「怒りの日」もオレの記憶には無いな。聞き落としたのかな?)


あと、「雨に歌えば」じゃ発作は起きないんじゃないの。「暴力衝動と吐き気」の条件反射的連結を刷り込まれてた時に、好きなベートーベンが
不用意にBGMに使用されてて、それを強烈に意識したことでとばっちり的に「ベートーベンと吐き気」が連結したんだから。「雨に歌えば」は
彼が暴力振るうときに必ず歌う事にしてた歌って訳じゃないようだし、風呂入ってお気に入りの歌歌ってリラックスしてる時は何も起こらないと思うが。


ラストは、オレは「政治に翻弄されて今後また逆洗脳で元にもどされるだろう」っていう暗示程度に解釈した。


この映画のテーマを言葉にすると、「芸術と暴力の渾然新一体の源泉である<人間性>の深遠さと、
それを考えなしに荒っぽい技術で操作してしまう現代(未来)社会の悲喜劇」ってトコだろうか。だからそれは別に
「倫理的解決」を求めるようなモンとは、オレには思えない。しいて「倫理的解決」を読みとるとすれば、
「人間存在の深淵は薄っぺらな現代人の倫理や技術でイジったらエライ目にあいます。不条理は不条理のママなんとかしていくしかありまへん。お互い難儀なこっちゃな。」かな。
これ単にオレ的感想。アピ・ポリ・ロジー



294 名前:名無シネマ@上映中[] 投稿日:03/07/27 04:10 id:CzCan4ie
酒飲んで9時にスパチカねんねしてたら、こんな時間に起きちまったよドルーグ
このスレを覗いてみればオドロキ、長文解説カキコが増えている
常識ドゥーグに欠けるかと思いきや、ガディワッツにビンビン来る内容じゃないか!
というわけで、ボクのグブリ話も聞いてくれよ兄弟


偉大なるルドヴィヒについては>293に同意
アレックスの吐き気に繋がるのはルドヴィヒ、それも栄光の”第九”のみじゃなかったかな?
アルトラを爆発させようとした瞬間+第九を聞いた時のみ吐き気を催すワケ


「雨に歌えば」のシーンは緊張と緩和の古典的・基本的な手法だと思ったね
緩和しきったアレックスと凄まじい顔で唸る小説家の対称はボルシー素敵だった
だからこそ次の食卓の緊張感が引き立つってモンさドルーグ


ラストはアレックスがガリバーを打って洗脳から抜け出し、
(アレックスの主観では)『素晴らしい自分』を取り戻したというヒネリのない見方を推すね


この映画は人間性悪説を根本に、宗教の無力さ・科学の実りの無さ・社会の不完全さを描いている
それについて偉大なるヒッチコックはどう回答したか?(倫理的)解決は?
「人間の本質は『悪』である。善意・科学・宗教いずれもそれを矯正することはできない。
 あるがままを受け入れ、思うところを為しなさい」
これ俺の個人的感想。なぜか親愛なる>>293と被り気味。


こいつはどうも、アピ・ポリ・ロジー


350 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/10/19 19:16 id:XVhKKo8k
暴力性に対する吐き気はなくなったけど
ベートーベンを聴いてる時の吐き気だけは治ってなかった。
でも、政治家さんと
「完全完治した事をアピールする」ってお約束したんだから、
カメラの前では笑わなきゃ。助けてー!頭痛いよー!
俺ってばこんな演技、いつまで続けなきゃなんないんだー!?

で、第九を聞きながら苦痛に耐えつつ、マスコミの前では始終
笑顔を浮かべていなきゃいけないこれからの未来に失望。
そんな所に 「完璧に治ったね」と、
周囲の人(もしくは政治家?)が念を押したのだと記憶している。
結構曖昧な記憶なので自信がないが。


351 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:03/10/19 22:26 id:oNa1st/l
>>350
俺は・・・

暴力に対するアレルギーがなくなったのかつづいてるのか、
頭のいい奴のやってることはわかんねぇけど、ただ最近調子がホラーショーだぜ。

で、第九を聞いてたら昔のまんまのカタルシスガリバーをよぎった。
おお、これぞセックスに似たベートーベンの快感!
俺は一切元通りだったんだ!
これでディムやらジジイやらに復讐できるぜ!

っていう意味での「完ぺきに治ったね」だと思う。

関連スレ
時計じかけのオレンジ(SF)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1050773658/

62 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:03/07/05 02:44
>60
バージェスは軍務経験があるけど暴力は嫌い。
でも、洗脳して自由意志を奪う事によって犯罪を起こさせないようにするぐらいなら
暴力的な少年たちが夜中の街を闊歩している方がいいとすら考えている。
自由意志によって善い方向を選択する事に意味があるんだって。


近くの図書館にバージェスの邦訳がたくさん置いてあったが
絵本まで書いてて驚いた。本当に何でも書いてんだ
他にも読んでみるか。


63 名前:58[sage] 投稿日:03/07/05 15:02
結局漏れの受取り方がまちがってたのね。


64 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:03/07/06 02:48
アレックスたちが小説家を襲撃したのってバージェスの実体験が基になったって聞いたんだけど・・・


65 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[] 投稿日:03/07/06 12:36
当時の英国の話は知らないが、現在の日本の状況を予見したような設定だな。

正確な分析さえできればこの状況を変えることができそうな気もするんだけど
社会学とか社会心理学とか心理学とか「物理学」や「化学」にくらべるとたよりない分野だからな。